赤穂に来て良かった!

北原洋子

   夫の転勤に伴い、住まいを変えること8回目、車椅子生活になった息子家族とともに安心して暮らせる町と最後に選んだのは、自然派の私たち夫婦を満足させてくれる豊かな自然に恵まれた、ここ赤穂でした。ゆったりのんびりしているのに、日常の生活には少しも不便ではない住みやすいところと、とても気に入っています。
   引っ越ししてきた当時(9年前)、車を運転できない私には、自転車で買い物、病院、日常生活の用事ができるのがとても魅力でした。神戸では坂道が多く、自転車には乗りにくかったので、スイスイと走れるのが嬉しくて、走り回りました。
   四年前、息子のリハビリ通院の役に立ちたいとの思いから、60歳を過ぎて運転免許をとろうと決心できたのも、赤穂の広い道、車の少ないゆったりとした街、ここなら私でも運転できそうと思えたからでした。今は、車と自転車を使い分けて暮らしています。
   海あり、山あり、川あり、そして広々とした県立海浜公園は、いつでも自由に出入りできる最高の遊び場所であり、遠くの孫が遊びに来ても、自然に親しみ、楽しませてやれる場所がいっぱいあります。手近に温泉に入れるのも自慢です。
  現在、市民合唱団に入れてもらって、はや6年になりましたが、夫婦二人ですっかり合唱にはまり、定期演奏会に向けて楽しく練習しています。
  本当に赤穂に来てよかった! と満足して暮らしている私たちに、同じ思いのお仲間から声をかけられ、グループ“穂愛留”として楽しく交流させていただけて嬉しく、ますます赤穂を愛する人になりました。

(2007年7月21日)

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