お祝いのことば

赤穂市長 明石元秀

 新規定住者の会「グループ穂愛留」が発足十周年を迎えられ、ここに記念誌が発行されますことを心からお慶び申し上げます。 会員の皆様におかれましては、毎月の例会をはじめ、音楽会や旅行などにより親睦を深められますとともに、平素より市民の目線から赤穂を盛り上げていこうと、 定住支援活動及び地域活動など積極的にまちづくりにご貢献いただいておりますことに、深く感謝と敬意を表します。
 振り返りますと、私が副市長の時に『四季苑』の竣工式に参加させていただいたことが皆様との最初の出会いでした。その後も、市民会館前のバス停へのベンチの設置”バスを待たれる方々への思いやり”、 心を込めて作成された暖簾の情報物産館への寄贈“来訪者への温かいおもてなし”など、皆様の気持ちが赤穂のまちの其処此処に息づいています。
 また、穂愛留の皆様が、赤穂への移住を検討・希望される方々に対しまして、個別にまちなかの案内やアドバイスをされたり、きめ細やかな対応をいただいていますことは、誠に感謝に堪えません。昨年初めて移住体験ツアーを開催した際にも、意見交換会での素朴な疑問や移住にあたっての不安などの相談に乗っていただくなど、 ツアー参加者からも非常に好評であったとお聞きしています。
 さて、急速な少子・高齢化の進展、人口や経済等の東京一極集中を背景に、私たちの地域や生活環境など社会が大きく変化しています。赤穂市におきましても、人口が減少する中で活力を保ち将来への希望が持てるまちづくりを推進するため、 地方創生に積極果敢に取り組んでいます。こうした中で、全国から赤穂に移り住まれた穂愛留の皆様が、いきいきと活動されコミュニテイの活性化を図られることが、このまちに新しい風を呼び込み、赤穂の地方創生を強力に押し進める原動力になるものと確信しています。
 これからも皆様と一緒に、誰もが住み続けたいと思えるまちづくりを推進してまいりたいと思っているところであり、引き続き日々の赤穂での生活の中で見えてくるものを、ぜひ赤穂への移住を希望される方々へ伝え、ありのままの赤穂の良さをPRしていただくことを期待しています。 結びに、今後とも変わらぬお力添えを賜りますようお願いいたしますとともに、グループ穂愛留のますますのご発展とご活躍を祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

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