東京MXが見たい!マスプロUB18L-P投入



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東京MXが見たい!マスプロUB18L-P投入
2021年7月27日


まずは、画像が映らない原因の特定ですがこれは簡単、アンテナ線が長すぎるためのアンテナ電波の減衰です。



娘の部屋へのアンテナ線は、アンテナから空調機の配管の穴を利用して室内に入って分配器で分配されてから再び配管の穴から外に出て家の壁を横に這いながら、娘の部屋の空調機の配管穴から室内に入って分波器を経由してソニーDVDレコーダーRDZ-D700に接続され、さらにRDZ-D700からアクオスLC-22K9に接続されています。



アンテナからLC-22K9までのアンテナ線の総延長は30mちょっとあり、二階に設置されている他の機器の倍以上の長さになりますので、それなりに電波の流れに対する抵抗はあるであろうことは想像できます。



さらに、アンテナ立てて地デジへの変更工事をしたのがもう10年以上前です。当時は減衰なんて考えもしませんでしたので配線材料は使えて安い物なら何でもいいという感じでホームセンターで選んでいますので、高品質の材料とは思えません。 



結局、当時から千葉テレビが映らないのは娘からのクレームで知っていましたが、悲しいかな映らなかった千葉テレビは娘に人気があったわけではなく、いつの間にか忘れ去られていきました。そんなRDZ-D700とLC-22K9ですが他の機器との環境の違いは分配器から各機器までのアンテナ線の長さだけですので、映らない原因の推測も簡単です。



原因が減衰と推測できれば、減衰したアンテナ受信レベルを映像が映るくらいまでの受信レベルに、アップさせる方法を見つければ問題解決です。早速ネットでちょっと調べたら色々と出てきて、問題解決にはブースターなるものを利用すればいいということが、すぐにわかりました。



また、受信レベルは高ければ高いほど良いというものではなさそうで、受信許容範囲を超えたアンテナ受信レベルは、映像に悪影響を及ぼしてしまうことがわかりました。そうなると今きれいに映っているテレビ、レコーダーのアンテナ受信レベルはそのままに、娘の部屋のテレビとDVDレコーダーの千葉テレビと東京MXのみアンテナ受信レベルを上げるブースターがあれば一番好ましいということになります。 



そこでブースターについてさらに調べてみました。ブースターにはその使い方によって、アンテナ線の本流に取り付けてその下流全域の受信レベルを上げるものと、分配器以降とかアンテナ線の支流に付けて全体から見ると部分的な、支流の下流域にあたる部分の受信レベルを上げるものと2通りあるようです。



我が家の事例では、合計5台のテレビ、DVDレコーダーのうち分配器以降、娘の部屋へ流れる支流のアンテナ線の流域の2台だけアンテナ受信レベルを上げたいわけで、後者の使い方が該当します。さらにネットで調べるとこの場合には、ブースターの中でも取り付け簡単なラインブースターなるものの使い勝手が良いこともわかりました。



そこで、ラインブースターをいくつか比較してみたら、どれもだいたい15〜20デシベル前後の利徳になっているようです。ならばと、「黒画面だったのが映った」という事例を探してみたところ、マスプロ電工のUHFラインブースターUB18-LPという商品を取り付けたときのブログがヒットしました。



ただ私のようにアンテナ配線の長い真っ黒画面が無事に映ったのかどうかまでは、書いてありませんので、己の日ごろの行いを信じて勝負に出ることにしました。取り付け方法等も調べましたが、私の事例の場合は特に問題なく取り付けられそうです。天下のマスプロだがら大丈夫だろうという、なんの根拠もない判断でマスプロ電工のUB18-LP採用決定です。 



6月27日の日曜の午前中にUB18-LPが到着しましたので、取り付け作業開始です。我が家のUB18-LPの取り付け方法は説明書にある「地上デジタル受信例3」の変則パターンです。空調機の配管の穴を利用して室内に入れた娘の部屋のアンテナ線が分波器で地上波に分けられた先で、DVDレコーダーRDZ-D700に接続する前にUB18-LPの増幅部と電源部を割り込ませました。



割り込ませるためにはUB18-LPの電源部とRDZ-D700の接続に30センチ程度のコネクターがオス-オスの配線が必要になりますので、事前に準備しておく必要があります。最後に配線が合っているかを確かめてUB18-LPに電源投入し緑の電源ランプが点灯したのを確認して、RDZ-D700を動作させます。



まずは、ギリギリ問題のなかった千葉テレビのチャンネル3を表示させます。当然のように映りますし、その画像に以前との違いは感じられません。そして今回の作戦の最大の目標だった東京MXのチャンネル9を表示させます。おぉ、バッチリ映ります(^^)v ブロックノイズも出ません。しばらくしているとRDZ-D700の番組表に東京MXの番組が表示されるようになりました。 



また、ワード検索録画で東京MXの「水曜どうでしょう」が録画予約リストに載るようになりました。もちろんRDZ-D700からさらに下流でアンテナ線接続されているLC-22K9でも問題なくバッチリ映り、ブロックノイズは、出てきません。ブースト後のLC-22K9のアンテナ受信レベルを調べてみたところ、東京MXは28から51へ千葉テレビは42から69へと増幅されていました。



また、もとから受信状態の良かったチャンネルも全体的に増幅されていますが、MAXを越えることなくいい感じに収まっていますので、感度オーバーで受信障害になることはなさそうです。



これで録画もテレビ視聴もどちらも問題なく行えそうです。ということで、かゆいところに手が届き血が出るまでボリボリとかける結果に至り満足です。



ただ、ひとつ注意したいのはUB18-LPの電源が入っていないとブースターがなくても普通に映っていた地上波、衛星放送ともすべて映らなくなる点で、もし何も映らなくなった時はテレビが壊れたと焦る前に、ブースターの電源の確認をお勧めします。



参考に、今回のUHFのアンテナ線環境について概略をまとめておきます。
アンテナ(混合器)→配線10m→分配器(4分配のうち3分配は分配後配線5m以内で分波して機器接続 映像問題なし)→配線20m→分波器→配線1m→ソニーDVDレコーダーRDZ-D700→配線0.5m→シャープアクオスLC-22K9  アンテナ線は10年以上前に施工、S-4C-FBの配線



この状態で分波器とソニーDVDレコーダーRDZ-D700の間にマスプロ電工のUHFラインブースターUB18-LPを接続
所在地 千葉県柏市  受信局 地デジ9チャンネル東京MX(最も悪条件のアンテナ線環境で、最も受信レベルの低いチャンネル)



ブースト前 シャープアクオスLC-22K9のアンテナ受信レベル 28 画面真っ黒で番組休止中表示
ブースト後 シャープアクオスLC-22K9のアンテナ受信レベル 51 ブロックノイズなしで鮮明に表示 



これで完璧かと思いきや、雨の日はアンテナの受信レベルが落ちてしまい東京MXにブロックノイズが出てしまいました(´;ω;`) ただ、どの程度ブロックノイズの影響を受けるか不明なので、一旦これにて完了とします○┓ペコッ



















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