玄関庇塗装補修



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玄関庇塗装補修
2021年6月19日


5月29・30日で玄関庇の塗装の補修を行いました。きっかけは親父から前日28日の夜に「忘れてしまわないうちに言っておく」とのことで、何かと思ったら「玄関の屋根の塗装がはげた」でした。



懐中電灯で照らして見てみると庇上部でトタンを打ちつけている釘が浮いてきていて、そこから雨水が侵入して塗装を傷めた(塗装が割れて剥がれている)って感じです。梅雨も迫っている時期ですので早々に対処した方が良いかなということで、庭木選定を後回しにして庇の補修方法を検討します。



雨水の侵入防止と再塗装の2本立てとして釘が打ってある部分に帯状にブチルゴム(黒色)を貼ってそれ以外の木材の部分を再塗装する感じで進めることにしましたが、我が家を訪れる方々の第一印象となり得る玄関なのでブチルゴムが見た目にどうかなという疑問が残ります。 



翌29日はケイヨーD2の開店と同時に店内トイレに侵入してまず用をたしながら購入品のイメージトレーニングをしてからいよいよ品定めです。まずはブチルゴムを探します。ブチルゴムはすぐに見つかりましたが、両面粘着の物が多くて片面粘着が見つかりません。やっと見つけた物は片面粘着でもう片面にアルミが貼ってあり塗装できるというものでした。イメージとはちょっと違いましたが塗装できるなら、他の木材部分と一緒に塗ってしまえばいいか(´・ω・`)b ってことで購入決定。



次は、釘が浮いてしまった庇上部を覆っているトタンと庇本体の木台との接合面に、注入するためのシリコンコーキングを探します。色は黒系が目立たなくていいかなと思っていましたが、これまた塗装できるコーキングを発見し購入決定。色は黒がなかったのでブロンズにしました。もちろんコーキングに必要なマスキングテープも買いました。後々塗装をすることになる場所には必ず塗装できるコーキングを使用しなくてはなりませんので注意が必要です。



また、再塗装は今の塗装をはがした方がノリがいいのでドリルに付けられる真鍮製のブラシも購入です。塗装はがしを最初から機械に頼るあたりに老いを感じますねぇ…。ハケは3本セットのお買い得品を採用。最後に塗料ブースで塗料を決めます。 



塗料は扱いやすさで水性塗料を探します。剥がれた塗装の破片を持って行きましたので、それと塗料と色を見比べたのですが良い感じで合致する色はありませんでした。その中で一番近かったのがアサヒペンの水性ガーデンカラーのダークブラック色でした。庇の塗装のうち少なくとも見える部分は、すべて再塗装するつもりでいましたので多少の色違いはお愛嬌です。塗装面は多く見積もっても畳3枚分としてそこから1.6リットルの塗料にしました。材料費は約9,000円となりました。



なんやかんやと1時間近くかけてのチョイスとなりましたが、この時間がまた楽しいものです。帰宅後私用を済ませて工事開始が午後2時近くになってしまいました。まずは脚立2台と渡り板、コードリール、ドリルと必要な工具の準備をします。今回のMVPは脚立2台と渡り板です。これのおかげで脚立を何とも立て替えたり、変な態勢で作業することが少なかったので疲労度合いが全然違ったと思います。



死ぬことはないでしょうが、家人からは渡り板から落ちては困ると地面にマットレスを敷くことを義務付けられました。安全第一です。



早速患部を間近に見てみるとやはり釘が浮いてきて、そこから雨水が内部に侵入して木材を傷め塗料を傷めた感じです。まずは釘で打ちつけてあるトタンと木材の接合面に雨水が入らないようにコーキングするための準備と再塗装の準備を兼ねて、木材部分で塗装が割れている部分をドリルに付けた真鍮製ブラシできれいにします。しかし真鍮製では柔らかすぎて、なかなかきれいにならないので、手持ちの鉄製のブラシを出してきてドリルに接続してガリガリといきます。



ほどなく割れた塗装はきれいに剥がれて木材が見えるようになったので、ささくれとかを修正して塗装できる準備をする一方で、トタンと木材の接合面にコーキングを打ち込みます。多少はみ出ても上から塗装してしまうのでマスキングテープも貼らずに一発勝負でガンガン打ち込みます。一通りコーキングを打ち込んだら指で均して乾燥を待ちます。 



今回コーキングを打ったのは、庇の縁が3面ある中で塗装が割れた正面部分だけで、他の2面は塗装の状態がいいのであえてコーキングは打たず、再塗装も水洗いで汚れを落とした後に上塗りとします。塗料の使用上の注意で上塗りができないと書いてありましたが、できないことはないと信じて上塗りでいきます。ただ可能な限り多く重ね塗りをしようと思っています。



また玄関の庇の近くにあるトイレの庇の縁の塗装が荒れていましたので、そこの塗装も軽く落として再塗装を予定します。ということで5月29日はコーキングを打って、塗装面を水洗いして午後5時に終了。晩酌のつまみにニンニクをたっぷりつけた馬刺しを食べて、翌30日早朝からの塗装の波状攻撃のためのスタミナを蓄えます。



調子こいて飲み過ぎた感のあり胃が重い翌30日朝8時に、第1波塗装開始。まずは玄関正面の塗装の剥げた部分の木材を塗装します。丹念に塗装したら鉄板部分を含めその面全体を塗装して、その後玄関庇の残り2面とトイレの庇の縁を続けて塗装します。



そして、約1時間放置し乾燥させた午前11時頃に第2波塗装開始しますが、ここで予定変更。



ブチルゴムの貼り付けですがコーキングがけっこう効きそうなのと、塗装は3回以上重ね塗りをする予定なのと、釘の頭にコーキングを塗布したことで雨水侵入対処については十分ではないかと思えてきたことと、ブチルゴムに塗装ができるとはいえ下地のアルミ色が目立たなくなるまで水性塗料を塗布するのはけっこう大変かなぁと思えてきたことと、そこだけ色むらで目立っちゃ玄関正面だしかっこ悪いかってことで悩み抜いた結果、中止としました。決して億劫になったわけではありません!(キッパリ)ってことで… 



塗装については、第1波と同様の順番で上塗り塗装していきます。一通り塗装したら庇の天井部分に上陸してトタン同士の折り目部分にコーキングをします。見えない部分ではありますが、マスキングテープを使用して目地をきれいにし、乾燥させます。



第3波は午後1時半頃から塗装開始です。今回は一通り塗装したら庇の天井部分に上陸してコーキングした部分にペンキを塗布します。この頃になると陽ざしも強く目玉焼きが作れるまでではありませんが、トタンはいい感じに熱いです。腕もしっかり日の当たる面は焼けました。いい天気だというのに、高所作業のためビールは飲ませてもらえません(-_-;) 



そして最後の第4波は午後3時から実行しました。今回も一通り塗装したら庇の天井部分に上陸してコーキングした部分にペンキを塗布します。以上で作戦完了です。



4度塗りまでしましたのでしばらくは大丈夫かな、などとやり切った感に浸って工具をかたしていたら、4時頃になって天気雨が…(-_-;) 結構な勢いで…(-_-;) 雨降る中、塗装面を見てみると雨に打たれたところが変色してまだら模様になっています…(-_-;) 



こりゃ来週お天気になったら塗りなおしかと思っていましたが、一週間後チェックで幸い塗装面に変化は出ていないので、これにて庇再塗装は作業完了とします。




お疲れ様でした○┓ペコッ





















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