トイレ換気扇設置 トイレドア通気口開口



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トイレ換気扇設置 トイレドア通気口開口
2020年5月27日


夏は暑いです。特に近年亜熱帯化しているのか、豪雨に高温高湿度で年配の人は大変だと思います。



私は今までおとなしく我慢してきましたが、そろそろ限界です (-_-;) このクソ暑さに何とかしたいと思う、我が家の大きな改善要望箇所が2つあります。その一つ目がトイレです。



築30年のお宅はみなそうなのでしょうか、トイレに通気できる場所が、ガラスの高窓1つしかありません (-_-;) 夏場は朝も6時を過ぎれば気温も上昇してきて、通気口のないトイレはサウナ状態になります。臭いもこもりますしね…出社前にトイレに入るのが、この時間帯です。仕方なく小型扇風機を回すのですが、通気口がないのでトイレのドアを閉めると扇風機の風量がガクッと落ちるのです。仕方なくトイレのドアを半開きにして換気扇を回している状態でした。やはり通風口と強制換気が欲しい



二つ目は、我が家の二階の夕方の異常な温度です。



たまに、早く帰ってこられた夕方6時過ぎ。女房も帰ってきていないので電気の消えている二階へ階段を上っていくと2合目あたりから何やら暑い気配を感じ、5合目では明らかに暑い。まじめに40度超えてるのではないかと感じます。二階に登頂成功したらもう汗だくです。ぬるいサウナ状態です。



この場合、二階の窓を開けて熱気を外に出せばいいのかもしれませんが、時期によっては、蚊の集団が襲撃してくる可能性が大です。また雨が降っているときは開けられません。そこで速攻で指がめり込むほどの力でクーラーの冷房ボタンをムギュー。冷風はボチボチ出てきていますが、室内のみならず屋根裏も日差しで熱せられて相当熱くなっていると思われ、中々温度が下がりません。



仕方なく、体内から冷却しようと缶ビールを開けてしまいます。これが、めちゃくちゃうまいのですが…こんな苦労をされている方は、結構いらっしゃるのではないかと思います。



ん〜、やりましょう。少しでも室内温度が下がるなら、よろこんで対応しましょう。今回、通風口のないトイレには扉にガラリを付けて、天井には人感センサーを搭載した換気扇を配置して、排気は換気扇からダクトを引っ張って屋外に出せるよう壁にベントキャップを取り付けます。換気扇は三菱電機製VD-10ZAC10、ベントキャップも三菱電機製でP-13FSを選びました



そして二階には三菱電機製屋根裏換気扇V-20MEX3を取りつけます。二階室内の熱気を屋根裏に送り込んで、その二階室内よりも温度の高い屋根裏にこもった空気をところてん式に屋根の外へ押し出し、結果二階室内、屋根裏の温度を下げて空調機の効きをよくして快適&省エネを狙います。



ただ真冬は暖かい室内の空気を屋根裏に送る必要はないので、温度でオンオフできるよう三菱電機製サーモスタットC-03CTCを取り付けます。屋根裏換気扇には、屋根裏に空気を送り込むだけなのでダクト等の配管をする必要がなく施工はとてもシンプルで工事時間短縮のメリットがあります。



2019年7月まずは、トイレの攻略です。電源、ダクト工事とあるもんでトイレの天井裏の状態を把握しないで穴をあけるのは無謀です。いろいろな角度からトイレの天井裏を考察します。その結果、トイレの天井裏は天井高さがあまりないことが推測できました。



そこで以前、バス乾を付けたときに、天井開口部から見ているトイレの隣に位置する脱衣場の天井に穴をあけて、そこから隣のトイレの天井に換気扇VD-10ZAC10を取り付け、ダクトを付けて約1.5M離れている壁にベントキャップP-13FSを取り付けて排気させる計画でいきます。また電気配線がどのようになっているか推測し、どこから電源を取ってどう配線するかをイメージしておきました。



幸いにも脱衣場の天井はジプトーンなので1畳分1500円くらいと安価なので、まとめて脱衣場の天井に点検口つけてジプトーンも張り替えてしまおうなんて考えてしまいました。トイレ改修用に換気扇、ガラリ、配線部材、スイッチ、ダクト、ベントキャップ、ジプトーン、取り付けネジ、木材を購入してあります。



いざ、作業開始です。点検口を取り付ける予定の部分のジプトーンを剥がします。ジプトーンはU字の針金状の釘みたいなもので止めてありました。U字の釘は規則正しく打たれていますので、どこら辺に打たれているか想像でき、それを頼りに見つけて抜いていきます。ジプトーンを1枚分剥がして天井内部を見ると、やはりトイレ上部には余裕があまりありませんでした。



幸い、脱衣場に開けた穴から、トイレ天井部に換気扇の設置は可能で、壁までダクトも何とか送り出せそうなので作業開始です。電源工事は、トイレの入り口にあるトイレ照明のところまでもっていって処理したかったのですが、そこまでは行けそうもないので、脱衣場の照明スイッチにと合流させて処理しました。配線処理は、天井裏で見えないところになるので丁寧に慎重を期します。



ベントキャップP-13FSの開口部については、近くを走る排水管を基準に位置を割り出し、屋外から穴をあけていきます。壁はモルタルですが、その内部になると木の板が出てきますので、自前の円形の安っぽいホルソで穴をあけます。



トイレ天井部には補強材を組んで、計算した場所に穴をあけていきます。失敗はできないので、何度も計算しなおしました。換気扇は長さを計算した配線、ダクトを取り付けて補強材に固定します。ダクトの通路を整形しながら開けた壁の穴から外に出して、ベントキャップとつないでベントキャップを壁に取り付けます。再度天井内からダクトの通路を整形してダクトは終了です。



電気配線については脱衣場の天井照明用1回路のスイッチを2回路に変更して、1つを換気扇のスイッチとしてホタル式にしました。結線は差し込みコネクターを使用して、ジョイントボックスでカバーしました。電源は脱衣場の天井照明の手前から取り、いつもでも元に戻せるように既存配線を加工しないで済む工夫をしておきました。



トイレの扉のガラリについては、扉を一度外して作業しました。取り付け位置を決めてノコギリ等を利用して開口し、その開口の四隅にねじを打ってガラリを固定するので、ねじが止まるように補強材を入れておき、ねじ止めして終わりです。トイレの扉に使っているベニヤ板はぺらぺらに薄いので誤ってへこましたり、割ったりしないように注意しての作業になります。



完成後の試運転では換気扇が運転すると扉のガラリから廊下の空気が流入してくるのを感じられました。これで高窓を開けて、夏には暑い外気を、冬は冷たい外気を取り入れて換気することもなくなります。高窓を閉めたまま室内の空気で換気できます。これは中々の成功です。




次は屋根裏換気扇の取付です (´・ω・`)b 




















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