
屋根裏換気扇の取付
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2020年6月16日
2019年7月トイレの改修のあとは、二階に三菱電機製屋根裏換気扇V-20MEX3の取付です。
取り付け場所は階段を上がりきったところで、脚立を立てれば後で修理可能な場所を選びました。設置予定場所と、その天井へ上がれる押入れ内の隠し扉が直線で2M程度しか離れていないのも、その場所を選んだ理由です。トイレの換気扇の時は、脚立を立て上半身を天井内に突っ込んでの作業でしたが、今回は押入れ上部にある隠し扉から屋根裏へ侵入して、天井を踏み抜かないように天井根太の上を慎重に移動しての作業となります。
屋根裏は、断熱材がほぼ一面に敷き詰められていましたので、どこが部屋でどこが階段だかよくわかりませんが、断熱材をめくりながら廊下の道なりに貼られている天井材や、廊下と部屋とを間仕切る隙間や、扉枠用の木材とか廊下の照明用配線が、どこら辺にあるかで屋根裏換気扇の取り付け予定位置を探しだします。
そして、天井裏から極細ドリルで天井材に穴をあけた後に、廊下側から天井を見上げて天井材に開いた穴の位置確認です。問題ないようでしたら天井裏の根太に補強を入れて天井材に四角く穴を開けます。配線は1Mくらい横の廊下の脇の壁にコンセントがありますので、そこまで屋根裏から配線をおろして、三菱電機製サーモスタットC-03CTCをかませてコンセントに繋げます。
試運転で正常に運転していることを確認しましたが、屋根裏u数からすると本来は屋根裏換気扇を2台は付けたいくらいのところに1台と、かなりの悪条件なので、なかなか温度が下がらずサーモスタットを28℃くらいに設定しても真夏は夜中の3時頃にやっと換気扇の運転が止まるという状態です。
それでも設置前と比較して帰宅時の2階の温度は下がり、明らかに空調機の効きがよくなっています。おそらく、屋根裏の温度が以前より下がったため、そこに接している室内天井の表面温度が下がって、さらにその天井に触れている室内の空気も温度が下がって冷房が効きやすくなっているのだと思います。
取り付ける前は、ご家族の皆様はその効果にちょっと懐疑的だったため1台しか取り付けませんでしたが、メーカーが推奨する運転条件の範囲内に収まるよう2台付ければよかったかなと後悔しています。
ひとつ残念な点は、換気扇が運転停止する時に、特に冬場の空気の逆流(冷たい屋根裏の空気が換気扇内の風の流路を伝わって室内側に流れ込む)を防止するために、風の流路を遮断するシャッターが閉まるのですが、その閉まる音がけっこう大きくて深夜は廊下に響きます。音がするのは一回だけなので、慣れてしまえば目も覚めませんし、メーカー推奨の運転条件の範囲内に収まるように換気扇の台数を増やせば、夜遅くまで運転しないかも知れませので気にならないかもしれません。
運転条件が悪いため十分な効果は発揮できていませんが、屋根裏換気扇は、けっこう効果があると私は思います。
注)我が家は築30年ですので、現在のように気密性の高い建物ではありません。そのため、屋根裏換気扇を取り付けただけで、ある程度効果が出ています。
しかし、現在の気密性の高い建物は屋根裏換気扇を使って屋根裏に押し込む空気を屋外から吸うための通気と屋根裏に押し込まれた空気が屋外に出ていくための通気を考えないと空気の流れが希薄になり、効果が出ないこともあると思いますので、専門家とよく検討するととをお勧めします。