大腸検査CT検査



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大腸検査CT検査
2021年5月5日


しばらく前になりますが、2月21日に大腸のCT検査をやってきました。大腸検査は6年くらい前にそれ以前の数年間、なんやかんやと多忙を理由に健康診断も受けずに過ごしてきたため、これでは、人としてまずいと初めて受けた人間ドックで、見事に検便でひっかかり、検査、ポリープ切除のために受けた大腸内視鏡検査以来、毎年検査を受けています。



最初から3回目までは内視鏡カメラでの検査でしたが、4回目以降は病院が新たに導入したCT撮影による検査になりました。最近になってネットでこの大腸CT検査が流行りだしているとの記事を見ましたが、私のかかりつけの病院では、3年以上前にすでに導入していましたので、建物は決して新しくはないですが、診察機器設備については何気に新しいものを求めている病院なんだなぁと感じています。



大腸CT検査は、簡単に言うと前日に指定された食事、薬を摂る等で前処理した腸内に、おしりから炭酸ガスを注入して大腸を膨らませた状態で、CT撮影を行い大腸ポリープを発見するというものです。内視鏡をおしりから入れない分楽ですが、万が一ポリープが見つかった場合は切除できないので、後日内視鏡のお世話になることになりおしりにとっては、CT撮影と内視鏡の二度手間になる可能性があります(幸い私は二度手間は経験してません)。



そのCT 検査自体も年々簡略化(という表現が妥当かは?です)されているようです。一番最初の大腸CT検査は、午前中の人間ドックで採血されているのですが、その後の大腸CT検査の申し込みで再び採血された記憶があるので、血液検査と大腸CT検査とセットだったのではないかと記憶しています。しかし今回は採血なしで、腸の前処理用の前日の食事(3食、おやつ付)と薬を買って、前日から検査日までの流れと飲む薬について簡単に説明を受けて検査日を予約して終わりでした。



この病院では、最近になって今まではやっていなかった日曜も大腸CT検査をやるようになったとのことですので、21日の日曜で予約しました。知人のお話だと、病院のお休みは学会のある木曜日と日曜日なんだそうです。私のかかりつけのこの病院は、確かに木曜日はお休みですが、総合内科は日曜日、祭日は午前中診療を行っています。その日曜日に血液検査はもちろん、MRI・CT などほとんどの検査ができるようです。



いくら需要があるからと言っても、なかなか日曜日まで診療している病院は少ないとも知人は言っていました。また、この病院は夜間診療も行っていて、内科医および外科医で対応しているそうです。木曜日定休日で、日曜、祭日は半ドンって週休二日制が定着している今日では、サラリーマンより激務ですよね…



もちろん、勤務のローテーションとか組んで皆さん必要な場合には、お休みを取れるような体制にしていると思いますが、地域医療を担うべく土日祭日昼夜問わずご尽力いただき、勤務されている方々すべてにありがとうと伝えたいですね。日曜検査なら前日食や薬を会社で採らなくて済みますから、私にはありがたいなと思えました。



前日食は決して不味いわけではありません。しっかりした味で作られてるので美味しいです。一日分3食入っていて朝昼晩どれを食べてもいいことになっています、鳥のおかゆ、肉じゃが、ビーフシチュー、クラッカー、と間食にリンゴのすり下ろしたものが付いてきます。この内容で総カロリーは3食で800キロカロリーまでいきませんでした。量は少なくはないですが決して多くもないので、夜はちょっと辛いです。不謹慎ですが検査前ということでビールもつまみもありませんので尚更ですが、検査のために腸を空にしなくてはならないので仕方ありません。



その朝昼晩各食後30分以内にCT検査できれいに映像が映るようにするために、白くてちょっとドロッとしたコロンフォートを200CCの水で飲みます。また夜21時頃に白い粉のマグコロールPを200CCの水で溶かして飲みます。さらに夜22時頃に下剤のピコスルファートを200CCの水に溶かして飲みます。こうしてCT検査では前日に決められた食事を摂って約1リットルの水を薬と共に飲んで準備完了ですが、内視鏡検査では、ちょっと内容が違います。



CT検査では有料購入する決められた食事があるのに対して、内視鏡検査では摂取を制限される食べ物はありますが、決められた食事はありません。もちろん検査前日に満腹に食べる方はいないでしょうが…。また水は内視鏡の場合、検査時間から逆算して算出された当日の早朝のある時間から、250CCずつを15分おきに5錠ずつの錠剤と共に8回飲みます。水だけで2時間で2リットル飲む計算です。 



8回に分けて飲みますから何とか飲めますが、冬場の早朝に水2リットルは辛いです。かたやCT検査では前日一日かけて1リットルですから、薬を飲むためとは言え水分の取り方、取る量は両者で結構違いますね。



さて、検査ですが内視鏡検査ではカメラを肛門から大腸へと挿入していきます。カメラは炭酸と水分(おそらく)を吹いて腸を膨らませながら進む中、肛門からは余分な炭酸が出てきて、それが肛門付近を刺激してくすぐったかったのを覚えています。カメラは十二指腸だかどこだか忘れましたが最深部まで大腸の中を進んでいきます。



何か所かでお腹に異物感を感じますが「あ…ここら辺にカメラいるのか…」と感じる程度です。一か所だけ腸が90°曲がっているところで、カメラが動きやすいようにと、付き添いの看護婦さんに言われて体を動かしたと記憶しますが、特にどうということはなく、初めての大腸内視鏡検査の時は不安感こそありましたが、痛みはありませんでした。また終わってみればその不安も杞憂でした。



細かいことは省きますが、胃や腸は炎症や腫れについては敏感に痛みを発しますが、カメラが通過するときの接触や生検のためお組織切除では痛みは感じないようにできているそうです。そのため検査で痛みがないのは当たり前なのですが、人の体はうまくできているもんだと感心するし、よく調べ上げたもんだと思います。



なので、胃の内視鏡検査と大腸の内視鏡検査で、カメラに一番異物感を感じるのはです。喉には普通に神経通っていて異物を吐き出そうと触れるカメラに反応しますので麻酔液を吹きかけるのです。神経が通っていても肛門には麻酔液を吹きかけませんので、麻酔なしでの内視鏡検査は大腸より胃の方が辛いとお分かりいただけると思います。胃と大腸の内視鏡検査の両方を「何事も経験だ」と麻酔なしでやったことがある私の結論ですので間違いありません。



話を戻しまして…対してCT検査では、おしりから炭酸ガスを入れ始めるときにお腹が膨れる感じがわかりますので、ちょっと違和感がありますが、その後はお腹が張っているという感じだけで、当たり前ですが痛みもありません。約2リットルの炭酸ガスで腸が膨らんでいる状態で、仰向け、うつ伏せでそれぞれ数回CT撮影をして検査終了です。注入された炭酸ガスの大半は腸壁から吸収されて体外に出ていくようなので検査後はそのまま放置です。



ただし、気を付けないとならないのは前日とは言え下剤を飲んでいますから、おならとして出てこようとしている炭酸ガスに気を緩めてると、大人として恥ずかしい大惨事を招くことがあるので細心の注意が必要です。



胃カメラと違って大腸カメラとなると抵抗のある方も多いのかなと思いますが、今はCT検査という方法もありますし年々大腸がんは増加していますので、毎年とは言いませんが2年に一度くらいは奥様にも検査を受けてもらおうかと思っています。



検査結果については、内視鏡検査ではリアルタイムで検査部をカメラを経て見ていますので当日わかります。一方CT検査は、肛門から炭酸ガスを入れて腸を膨らませてその間にCT撮影をしているだけなので、その後の画像検査のために検査結果は約2週間後となります。




後日届いた検査結果では異常なしとのことでした m(__)m





















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