
TZR250(1kt)とCRキャブスプリング交換
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TZR250(1kt)とCRキャブスプリング交換 |
2020年6月2日
CRキャブを使用したことがある方でしたら、お分かりになるでしょうが、リターン用のスプリングが、結構強くてツーリングの時など手首だけでなく手の平までが痛くなります。2連のTZR250(1kt)用CRキャブでこれですから、4連のCRキャブなんていったら…ご苦労お察しします。
アクセルワイヤーはスロットルバルブ強制開閉方式であれば、開けと閉めの計2本ありますが、1ktのアクセルワイヤーは、開けの1本しかありません。そのため、閉めは、アクセルワイヤーで強制的に閉じることはできなくて、CRキャブのリターンスプリング類の力だけでスロットルを閉じます。
何らかの事情で、スロットルバルブが戻らなくなった時、冷静にキルスイッチを操作する時間があればいいのですが、そうでないと重大な事故になる可能性があります。そうならないために、強めのスプリングが採用されているんだから仕方ないかなと勝手に想像し、ずーっと我慢して重いスロットルを操作していたのですが、老化していく体には、あまりに優しく
ないので、アクセルワイヤー交換に合わせて手首に優しいスプリングに換装することを2015年5月に企画しました。
それまで使用していたアクセルワイヤーは、スロットルから伸びたワイヤーがオイルポンプ、キャブレターに分岐する部分のプラスチックの筒の部分の先端がポッキリと折れてしまっていました。たまに、オークションに出品されていることがありますが、もれなく折れてますので、折れやすいのでしょう…
折れていて特に支障はなかったのですが、リフレッシュということで交換することにしました、が、純正品はすでに廃盤です。仕方なくハリケーン製スロットルケーブルを購入しましたが、15センチロング仕様になっています。まぁ、短くて届かないよりいいかと購入しましたが、やっぱちょっと長かったかな…
CRキャブ用のスプリングは、とりあえずモノタロウで引張りスプリングの自由長、最大伸び、線径、ばね定数を比較して、品番22-1220と22-1221と22-1021の3種類を購入したものの、スプリングが柔らかすぎて、スロットルを開けた感触がなかったり、スロットつの戻りが悪かったりと失敗しました…。もっとばね定数に幅を持たせた3品を買えばよかったでした。ならばと、22-1131と22-1230を追加購入。結果22-1230は、今の状態と変わらないくらい重く、変える意味を感じられなかったのですが、22-1131は、なかなかいい感じでしたので、これを採用です。
スプリング交換後は、嘘みたいにアクセル操作が楽になり、手のひらが痛くなることがなくなりました。シフトダウン時の回転合わせも、アクセルが軽くなったのでいい感じになり、うれしいことに、スプリング1本の交換で、バイクが調子よくなった錯覚に陥りました。ただ、アクセルの戻りは以前より悪くなっているのは事実です。前述のように1ktは、アクセルワイヤーが1本なので、安全とは言えず他の人には勧められない改造だし、外見じゃわからない地味な改造ですが、やってよかったと思える改造でした。
どうせタンク外すんならと、プラグもイリジウムプラグに交換しました。が、当然のように、私には何がどうよくなったのかは体感できませんでした。