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TZR250(1kt)と茨城南西部プチ弾丸ツーリング



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TZR250(1kt)と茨城南西部プチ弾丸ツーリング
2021年11月7日


9月20日、保護猫「ちゃちゃ」の再三にわたる深夜の安眠妨害(ドアカリカリ)のため、3時間程度しか寝ていないのに6時過ぎには目が覚めました。が、体がだるく眠い…。布団に横になったらそのまますぐにzzzできそう。おまけになんだかとても肌寒い…。いまいちツーリングへの踏ん切りがつかないまま時間が過ぎていきます。



昨晩考えたツーリングルートは一部高速を使う全行程150キロ、5時間もあればお釣りがくる内容です。それに今日の予定はキャディーバックを宅急便に出しに行くだけだから時間は十分にあります。奥様が仕事のため出発する8時に向けて家事をこなしています。ならば私も8時にツーリングに出かけよう、ということで行動開始です。



ルートは、自宅-常磐道柏インター-常磐道石岡小美玉スマートインター-磁気観測所-予科練平和記念館-牛久大仏-自宅です。



緊急事態宣言中なので密になるような見学見物はしないことにします。帰宅予定が13:00頃なのでもちろん昼飯抜きです。



そうでなくても、一旦走り出すとトイレかタバコ以外は止まらない私なので、筋肉痛でひどい目に合うことを覚悟すれば、150キロ程度なら休憩なしで走り切ってしまうこともできますが、翌日は仕事なので止めておきます。



牛久大仏は手頃なものがなかったのでコースに入れた感が強いのですが、磁気観測所と予科練平和記念館は、いつか見学に行ければと思っていましたので、今回は見学は予定しませんが、現場下見ということで行ってきます。もちろん我が家にある唯一の詳細な地図「茨城県」は持参します。 



後はいつものように、目的地と要衝となる交差点での右左折と地名、国道6号とかの道路情報を書いた紙をタンクバックに挟んで、それを見ながら進んでいきます。今日は肌寒いからと革ジャンを引っ張り出してきて、8時ちょっと過ぎにスタートです。 



お天気はすっかり秋で空気も冷ややか。身が引き締まる思いです。国道16号線の交通量は多めでしたが、渋滞という程のことはなかったので、トコトコと車について走ります。



常磐道柏インターの料金所でふと気が付いたのがLANCERTECH製ドラレコ LT-DV188の画像撮影機能です。いちいちTZR250(1kt)を止めてデジカメ出さなくても乗車状態で画像が撮れる私向きの機能があるのです。



そのボタンはリモコンスイッチに付いているのですが、頭の中が空っぽの私は走行しながら画像撮影なんて考えも及ばなかったので、雨風が当たらず風切り音だらけの録音にならないことだけを考えた場所に取り付けたので、メーターパネルに伸ばした左手でしっかり持たないとボタンが押せません。



ツーリング途中に何度か写メりましたが、きちんとボタンが押せてなくて画像が撮れていないこともあったので、後日リモコンの取り付け位置を変えたいと思います。 



高速道路も至って順調です。左端の車線でも100キロくらいで流れています。エンジンは6000回転まで回っていません。ちょっとした向かい風と、なんとなく常磐道は千葉県から茨城県に向けて超ダラダラの登り坂になっている感じがして、6速100キロはアクセルを開けてもエンジンがついてきません。1速落としの5速100キロの巡航が良い感じです。 



そこからの追い越し加速は、さらに1速落として4速からの加速で十分に対応できました。車速の伸びも良くエンジン好調です。石岡小美玉スマートインターまでに見かけたバイクは3台くらいでしたが、すべて南下していました。北上するのは私一人です。



石岡小美玉スマートインターから県道7号線に入り、柿岡上宿で左折して県道42号線を1キロ位進むと大した看板もなく(私が見落としたかも)左手に気象庁地磁気観測所が見えてきます。気象庁地磁気観測所では敷地内見学を実施していますが、緊急事態宣言を受けて現在は中止しています。ゆえに入り口近くに「関係者以外立ち入り禁止」と書かれてしまうとそれ以上進めません。



まぁ場所は分かったしOKということで写メってまずは一服です。見学が再開されたら、いつかは申し込んで中に入ってみたいと思います。



この地磁気観測所にとって直流電流はあまりよろしくないようで、近くを走る常磐線は、取手以南は直流ですが取手以北は交流電源となっていて取手 - 藤代間にデッドセクションがあります。



つくばエクスプレスも似たような電源事情になっていて、関東鉄道常総線・竜ヶ崎線と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に至っては非電化を選択したりと、鉄道事業者は観測所を中心に半径35km以内では結構大変な経験をしているようです。それゆえに取手以北も走る常磐線の中距離電車は直流、交流兼用車両というちょっと特殊な仕様になっています。 



地磁気観測所を後にして再び県道42号線を南下して小幡で左折して県道150号線のフルーツラインに入る予定だったのですが、途中右折すべき道を直進してしまったようで、気が付けば結果ショートカットした状態でフラワーパークの真ん前の県道150号線に合流しました。まぁいいや…。 



さすがに台風一過のいいお天気です。筑波山も近いこの界隈にはバイクが湧いてきています。バイクのヘッドライトが常時点灯になったのは、いつの頃だったでしょうか、点灯していないバイクに遭遇することは、ほぼ皆無です。



TZR250(1kt)のヘッドライトはオン、オフできて昼間はオフで走っていますので、すれ違う相手側のバイクからすれば、ヘッドライトが点灯していないバイクと遭遇するという希少な体験ができます。速度警告灯も健在で80キロで煌々と点灯します。 



さらに土浦方面にフルーツラインを進むと、筑波山のすそ野をショートカットして走ることができる朝日トンネルにさしかかります。私のヘルメットのシールドはスモークのため、トンネル内はシールドを上げて走ります。LEDのヘッドライトはHIDほどではないですが、ノーマルと比較にならない明るさでトンネル内も安心です。



国道125号線に合流した後は、常磐高速、国道6号線をくぐって次なる目標地点の予科練平和記念館へ順調に走ります。が、左折することろを直進していまい気が付けば、国道125号線を外れて国道354号線を走っていました。



まだ国道6号線を越えてはいませんでしたのでとりあえず勘で左方向へ進み、離合もままならないような道も走りながら県道48号線の小岩田付近で、この道も違うぞと、一服を兼ねて地図確認の停車です。その後、軌道修正し国道125号線へ戻ることができましたが、たまたま青看板の案内方法が悪いのか、ろくに青看板見ていないのが悪いのか、よく道を間違えますよね。



まぁ大けがしないうちに間違いに気が付くだけいいでしょう。それに帰宅後、どこをどう走ったのか地図で確認するのも、また楽しいですしね。



ほどなく、陸上自衛隊土浦駐屯地の脇にある予科練平和記念館へ到着です。予科練平和記念館の隣には広い公園がありベンチが併設されていて、子供連れに散歩に良い感じの所です。その公園に併設されているトイレで、だいぶ前から刺激を受け続けていた膀胱を解放してやりました。



バイクから降りてライダーから一般人へ変身するときは、マスクを持っていないとコンビニのトイレにも立ち寄りづらくなりますので、忘れずに持ち歩くようにしています。また、飲み物はコンビニより道端の自販機のタイプなので、小銭の用意も必須です。 



落ち着いたところで予科練平和記念館へ足を運びますが残念ながらここもコロナ禍で閉館中でした。これも想定内とあたりを見渡すと屋外に小型の潜水艦らしきのもが展示してありましたので、ちょっと見に行きました。魚雷よりは大きいけど船内に入るハッチも小さく、潜望鏡や艦橋も小さな決して大人数では乗れないこの潜水艦らいきものは人間魚雷「回天」でした。 


直径1メートル、全長14.75メートル、最大速力30ノットで乗員は一人。10ノットで約80キロメートルの航続距離があったそうです。命と引き換えに敵艦を沈めてでも国益を守ろうとした時代が作ってしまった絶対に生きて戻れない兵器です。自分は二の次で、まずは人のためにという素晴らしい日本人の精神なのですが、ミスリードで過度に誤った方向に現れてしまった結果だと思います。二度と同じ過ちは繰り返さないと私は信じています。



時刻は11時ちょい過ぎ、予科練平和記念館を離れ、最後に県道34号線を南下して牛久大仏を見て帰路につきます。土浦の予科練平和記念館と、牛久の大仏の距離は10キロあるかどうかなので、走り出してからしばらくすると、建物の合間から大仏の頭が、見え隠れするようになります。



大仏の近くには、首都圏中央連絡自動車道の阿見東インターがあり、辺りは整地されて大きな営業倉庫が、建ち始めていました。それらを通り越した先の森の中に牛久浄苑はあり、多くの車がその森に吸い込まれていきます。森の中には無料の大きな駐車場がいくつもあり、多くの車が止まっています。TZR250(1kt)もその一角に止めることにします。



駐車場から苑内を覗き込むと、想像以上に多くの人が見えましたので、ここは断密で苑内には入らず外から大仏さんを見て終わりです。駐車場でタバコを吸っても罰が当たりそうなので写メって早々に退散です。 



もと来た道を戻り県道34号線をさらに南下し県道68号線で牛久市正直町へ向かいます。もうここから自宅まではノープランですので、気の向くままに走って帰ります。迷子になってもどうということはありません。



森林公園、竜ケ崎CCに挟まれた道を進み、竜ケ崎公園を通過して県道5号線を左折し、関東鉄道竜ケ崎線を跨いで県道208号線を左折し小浮気で国道6号線と合流、取手を通過して12:30自宅へと到着しました。



半日のツーリングだったので翌日に筋肉痛もなく、久しぶりにTZR250(1kt)を満喫することができました。いよいよ走行距離は7万キロの大台目前ですが調子は上々です。LT-DV188で撮れた今回の録画を確認したところ、録画はGセンサー感知ですべてSOSファイルに収納されていました。 



Gセンサー(振動センサー)感度は高・中・低・オフの低に設定したのですが、それでもTZR250(1kt)の走行時の振動は、SOSの時と同じと解釈されたようです。後日設定の控えを見ましたがGセンサーはオフと書いてありました。やっぱりねぇ…。撮影画像は、ピントが固定なのですべてにわたって高画質とはいきませんが十分で、まぁいいのではないかと思います。



今回のツーリング 全行程135キロ、所要時間約4時間30分、費用柏-石岡小美玉スマートインター高速代¥1,330円はETC。ガソリンは無給油で¥0。所持金が5000円札1枚と50円玉1枚、10円玉4枚の¥5,090と自販機では何も買えない紙幣と硬貨の組み合わせだったため、飲み物等はとうとう買いませんでしたの飲食費¥0円。で総費用¥1,330。この¥1,330もカードで奥様のお財布から落ちますので痛手なし実質¥0。



人との会話は予科練平和記念公園脇の公園のトイレを掃除していたおばちゃんと「トイレ使ってもいいですか?」「ありがとうございました」のみ。ただしヘルメットの中の独り言多数。感染対策バッチリの激安プチ弾丸ツーリングでした。