| TZR250(1kt)とサイレンサーグラスウール交換 |
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しっかりバイクネタご無沙汰してしまいましたm(__)m
グラスウール交換は、パワーチェック直前の2015年7月以来のこととなりますが、走行距離はたかが知れていますので、消音効果が激しく低下してしまっているわけではなく、まだまだ交換しなくてもいいのではないかと思えるのですが、交換することにします。
86TZ250チャンバー改のグラスウール交換は、ボルトで止まっているサイレンサーをチャンバーから外してサイレンサーのテールエンドのリペットを外して開けて、中のグラスウールを交換し、その後それまでの作業の逆を行えば終了します。サイレンサーテールエンド部のリペットは4oのリペットなので、3.8oのドリルで削り落とします。
そんなこともあり86TZ250チャンバー改のグラスウールは、何を使おうかと悩んでいたときに、グラスウールをパンチングパイプに巻き付けるのではなく、四角く切ってサイレンサーの中に押し込んでいるのをネットで見つけました。また、詰め込む枚数で音質の調整ができると書いてあった気がします(なんせ15年以上前の話なので、はっきりしませんが勘弁です)。あ〜、これならパンチングパイプに巻き付けてサイレンサーの中に押し込んでいかなくてもいいし、楽かなぁ。ということで採用決定し今日に至っています。
サイレンサーの中は、パンチングパイプのエンジン側に幅10センチ、長さ90センチのデイトナ製の片面に飛散防止クロスの貼ってあるグラスウールを巻き付けて、それをサイレンサーに入れ込んで、その上に10センチ角切りのグラスウールを8枚詰め込んでテールエンドでふたをするという感じになっていました。引っ張り出したグラスウールは、ちょっと焼き過ぎたお餅のようにも見えますが、オイルの匂いが強く食欲はわきません。(ってかそもそもグラスウールで食えません)。
けど、焦げている部分とそうでない部分と、なんか顕著だなぁ。10センチ角じゃでかすぎるかなぁ、それでぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎたかなぁ…ということで、今回は5センチ角にしてみます。単純計算ですが、厚みがほぼ同じなので10センチ角が8枚ということは、5センチ角が32枚と同じことで、サイレンサー2本で64枚使用するはずなので、50センチx25センチのシート状のグラスウールからとりあえず5センチ角を50枚作りました。片側に32枚ってすごい枚数ですよねぇ…
次に、パンチングパイプに、飛散防止クロスの付いたグラスウールを10センチ幅でサイレンサーの筒の中に入る程度の太さまで巻き付けて針金でほどけてこないように縛ります。これは、サイレンサーのエンジン側部分が排気ガス温度の高い部分になるので、その部分に飛散防止クロスが施してあって耐熱をうたっているグラスウールと使うことと、サイレンサー内部でのパンチングパイプの座り心地を安定させて、角切りグラスウール押し込み作業の効率を上げることとの融合技です。
テールエンドをリペットで止めて、あとはチャンバーに取り付けるだけという状態までもっていったところで私の作業のすぐ脇で開催されている我が家の卓球大会に参加するために作業中断です。2時間ほど卓球しまして8戦7勝と実力を見せつけたところで作業再開です。
角切りのグラスウールを詰めるようになってからシート状のグラスウールを巻いていたころより消音効果の寿命が延びているのですが、この原因としてグラスウールがパンチングパイプに隙間なく均一の力で巻き付けられているわけではなく、角切りのグラスウールが押し込まれて変形してパンチングパイプに接しているので、接する圧力に差が生まれてその差が劣化していくときに、隙間的に作用して劣化スピードを低減させているのではないかと思います。