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正義の味方おがこ



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正義の味方おがこ
2020年5月20日


皆さんは、おが粉を見ることはあるでしょうか?



通勤に電車を利用されている方は、年末年始とかお酒を飲む機会が多くなった時に駅の近くや、ホームにおが粉がまかれているのを見ることがあると思います。ちょっと汚いお話でしたが、液体を吸収する能力についてはおが粉は優等生です。たいていは、そのまま燃えるゴミで出して処分できるのが、また秀逸です。



以前に屋外でシートをかけていたバイクの1リットル程度の廃油に雨水が侵入してしまって、その量が20リットル近くになってしまったことがありました。そんな状態じゃ、スタンドに出すわけにもいかないし、何か方策はないかとネットで調べても、大半は化学薬品で固めて廃棄するものばかりでした。少量の油ならそれでもいいでしょうが、20リットルの水入り油をその方法で捨てるのは、大変です。まず熱するのが無理だし費用はかかるし現実的ではありません。



そこで思いついたのが、おが粉です。おが粉ならまず廃棄物を熱して温める必要がありません。金額も化学製品に比べて安いですが、それでもネットで調べる範囲では、それなりの金額のおが粉を購入しないと20リットルの水入り油は、処分できそうにありません。どうせ廃油を捨てるだけだから、ハムスターが飼えるとかそんな立派なおが粉はいりません。材質も別に杉の木だろうがベニヤだろうが、木くずであればなんでもいいのです。



ん?ベニヤ…ぁ…で思いついて2019年5月に電話をかけてみました。そしたら「ちょうど一袋ありますよ」との回答が。すかさず今買いに行きますと伝えて、親父のクレスタでいそいそと出かけました。そこのおが粉は雑多な木くずですので、20リットルの水入り油を処分するのに、その倍の3倍の60リットルくらい買っても代金は、たかが知っているだろうとふんでいたので、特に金額は聞きませんでした。



現地に到着して担当の方のところへ向かい早速購入しようとしたのですが、一袋がでかい…持って帰れるかこれ…小分け売りはないのかなぁ…とあまりのボリュームに目を泳がせながらいろいろ考えうろたえていると、担当の方は私の気持ちも見透かすように「小分け売りはしてませんので、この袋で購入お願いします」と。い…いいでしょう…買いましょう…心でつぶやきながら「わかりました」ということで購入しました。



その日は手持ちのお金がすっからかんで、おが粉は安くとも2千円やそこらはするだろうと想定していたのでカードで買うつもりで行きました。目の当たりにしたボリュームからもっとするかな…と思っていたら、その代金はなんと500円でした。わぁ…500円が今現金で払えねない…若い方は1,000円未満でもカード決済は普通なのでしょうが、少額でのカード決済未経験の私は、お店の人に手間暇かけさせてなんか申し訳ないような気分になりました。



しかし、おが粉の活躍を見たらそんなの関係ね〜です。問題の20リットルの水入り油は、おが粉の袋からスコップで必要分量を取り出して吸着させてみると、燃えるゴミを収容する袋(大)6袋分で処理することができました。もちろん燃えるゴミで処分できました。それだけ使っても、おが粉は半分も減ってません @@; たぶん今回、20リットルの水入り油の処理で使用したおが粉量は、購入金額の四分の一位の150円分くらいです。その後も何気におが粉は大活躍で、今はやっと購入時の半分くらいになりました。




燃えるゴミ扱いでゴミ出し可能なら、おが粉は、エンジンオイルに限らず油分を含んだ液体の処分に最適だと思います。