TZR250(1kt)と低背平型ヒューズ換装



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TZR250(1kt)と低背平型ヒューズ換装
2020年8月7日


80年代のヤマハ系のバイクに乗っている方なら、経験したことがあったり、聞いたことがあるのがヒューズボックス内の劣化…。



外見はふたが閉まっているので、わかりませんが、そのふたを開けると、埃をかぶった管ヒューズが現れて、その両サイドの金属製のヒューズホルダーは劣化して柔軟性がなく、ちょっと変にいじったら、パキッと折れてしまい、ライダーはオロオロする…



といった内容ですが、私の1ktもポキッと逝きました…整備中の時のことなので、部品取り車から取っておいた物と交換したのですが、配線が何気にキチキチのため、結局ギボシ端子で配線を足して修理しました。 



滅多に見るところではありませんが、やっぱ格好悪いし、トラブルの温床になりますので他メーカーみたいに平型ヒューズに交換したいなと、常々考えていたのを2018年1月、行動に移しました。シート下の部品の改造ですが手を抜かず、「見た目はいっけんノーマル風」にこだわりました。



ご存じのとおり、平型ヒューズには平型、ミニ平型、低背型と3種類ありますが、調べた結果、ノーマルのヒューズボックスに、低背型であれば高さ的にギリギリ収納可能なことがわかりました。



あとは、ヒューズボックスの大きさと、ネットで拾える低背型ヒューズホルダーの図面から、ホルダーがヒューズの数分の4個並ぶか確認し、何とかなるだろうということで部品発注&作業開始。 



発注部品は、低背型ヒューズホルダー20A以下用3個と10A以下用1個、低背型ヒューズ20A・15A・10Aの3種類とヒューズをホルダーから引き抜くときに使用するヒューズクリップとデイトナのコネクターセット2組と結束用テープです。



1ktのワイヤーハーネスは金属のヒューズホルダーをカットして、それぞれギボシ端子を取り付けます。改善させるためとは言え、車体のハーネスをカットするのは結構勇気がいります…その後、部品取り車から取っておいたヒューズボックスに低背型ヒューズホルダーを並べてステンレスワイヤーで固定します。



低背型ヒューズホルダーの防水用のフタをどうしようかと考えたのですが、高さがぎりぎりだったため思い切ってニッパでカットしました。今までの管ヒューズでも雨水が侵入してトラブルになったことは、ありませんでしたので多分大丈夫でしょう… 



あとは、ヒューズボックスをねじで固定した状態を想定しながら、ボックス内の配線を整理して長さを整えた状態でデイトナ製コネクターに繋ぎこみ、1ktのハーネス側も同様にしてコネクターに繋ぎます。ヒューズホルダーが故障したときは、このコネクターの部分で分離して落ち着いた場所で修理できるイメージです。



作業は特に難しいところはありませんでしが、ヒューズボックスに出入りする配線は、ノーマルより太いためボックスにある既存の切り欠きだけでは、不十分でしたので、切り欠きを大きくして対応しています。また、追加した配線がバラバラするのが、シート下であってもこれ以上は見苦しいと思いましたので、結束用テープで配線を束ねて巻いて完成です。 



万が一ヒューズが切れた場合のために、ETCカードリーダーの収容ボックスの中にスペアヒューズとクリップを入れてありますが、改造後ノントラブルです。



あとはノーマルヒューズホルダーに貼ってあったアンペアと接続先が書いてあるシールを貼りなおして修理完了です。





今回もいい改造ができたのではないかと思います (o^-^o)



















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