| TZR250(1kt)とフロントフォークオイルシール交換 |
|---|
2019年10月、TZR250(1kt)のフロントフォークからオイルが滲みだしたため、手間暇かかりますが覚悟を決めて15年ぶりにオイルシールを交換することにしました。また、このタイミング以外にやる気の起きないステアリングベアリング関係もまとめて交換しました。
まずは、カウリング外してメーター外してハンドル外してとフロント周りをバラします。タイヤを外したら、三又とフロントフェンダーでインナーチューブ、アウターチューブとも固定されている、この絶好の状態で「部品名=ボルトヘキサゴンソケットヘッド ワッシャー付き」を後ほど外せるように緩めます。あまり緩めてしまうと、フロントフォークオイルが漏れてきますので注意です。
いよいよ組み立て開始なのですが、作業中にありがちなトラブルに遭遇しました。今回で3回目のオイルシール交換ですが、初めてのトラブルです。インナーピストンをアウターチューブとを「部品名=ボルトヘキサゴンソケットヘッド ワッシャー付き」で縫う時のインナーピストンの供回りです。
イメージは、フロントフルブレーキでフロントが沈み込んで、フォークスプリングが思い切り圧縮されている(=インナーピストンに加圧されている)状態でボルトを締め込むという感じです。でも、このやり方はちょっと乱暴すぎてお勧めできません。アウターチューブのフェンダー固定ボルト穴の部分が、破損しそうな恐怖に襲われます。
この作業中、切実に感じたのはトルクレンチの必要性です。サービスマニュアルで指定されているトルクで、「部品名=ボルトヘキサゴンソケットヘッド ワッシャー付き」を締め付けたのですが、感覚からするとこんな緩い締め付けでいいの??って感じでした。勘だけが頼りの自家製手ルクレンチでやっていたら、確実にもっと締め込んでいましたので、作業の過程でネジ山つぶしたりとトラブルを発生させていた可能性もあります。