TZR250(1kt)とぬれ煎餅



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TZR250(1kt)とぬれ煎餅
2021年4月14日


緊急事態宣言が解除になった、2021年4月10日に今年初めてTZR250(1kt)にまたがって出かけてきました。



先日の夜には、8時頃に出かけるかと思っていたのですが、当日ウダウダしてて気が付けば9時。行動を起こさないとTZR250(1kt)に乗らずに一日が終わってしまうということで、遅まきながら行動開始。期待はしていませんでしたがTZR250(1kt)のキーをひねってみてもランプ類は何も点かずYPVSも鳴きません。昨年11月月末からまったく乗っていませんでしたから仕方ないですよね。



出発前に完全に上がったバッテリーにバッテリー液が入っているのを確認するために、ちょっとだけTZR250(1kt)をバラします。バッテリー液はスッカラカンですと電装系を痛める可能性があるからです。一応、太陽で透かして見てバッテリー液が入っているのを確認しいよいよ出撃準備です。



今日のツーリングプランは、緊急事態宣言中に企画した5ルートのうちの1つ「銚子ルート」で、銚子電鉄を応援するために、ぬれ煎餅を買ってくるというミッション付きです。計画書では7時出撃の15時30分帰還という全行程8時間30分となっています。しかし、時すでに9時30分で出撃予定時間2時間半遅れは確実。計画通りにプランを進めると帰還予定時間も15時30分から18時へと変更になりますが、そうなると夕飯に間に合わなくなる可能性があり、奥様にお小言を賜る可能性があります。



そこで、計画通りっぽいルートをとりあえず走って、ぬれ煎餅だけ買ってくるという出撃プランに変更です。これだけで1時間30分くらいの短縮になります。そうと決まったらさっさと出撃しましょう。煎餅買うくらいしかお店に立ち寄らないので服装もテキトーです。下はジャージ+オーバーパンツ。上はフード付きトレーナーにゴルフの時に着ているキルティングのベストに革ジャンです。脱がなきゃわからない…



ガソリンはまだ100キロくらいは走れるくらいは入っていますので、途中で給油して、その時にタイヤの空気圧も調整することにして、10時前になってしまいましたが、いざ発進。印西市から利根川沿いの利根川水郷ライン(国道356号)をひたすら銚子に向かいますので、そこまでは県道282号→県道59号といつものように乗り継ぎます。 



基本私は、走り出したら止まるのが面倒というタイプの性格なので、景色が良いからとか美味しい食べ物があるからとかで、いちいちバイクを止めませんので、絵にもならない画像の山となりますがご容赦いただきたく思います。



この日は非常に天気が良く、防寒対策もしっかりしてありますのでTZR250(1kt)に乗っていて気持ちがいいです。クラッチワイヤーは、前回メンテナンスしてあるし、CRキャブもリターンスプリングを変更しているし、エンジンオイルも変えてあるので、どこをとっても不満がないくらいに、操作が軽くて調子よく感じます。水温も70度で安定しています。 



このところ腰が少々痛かったのでTZR250(1kt)に乗ったら腰を余計に悪くするかなぁと思っていましたが、特に腰に違和感もなく普通に乗れています。また、グラスウールを交換したばかりのチャンバーのサイレンサーもしっかり消音しています。TZR250(1kt)も晴天下の久しぶりの出撃を楽しんでいます。



利根川水郷ラインは、50キロ以上で走れるところが多く、4000回転付近の不正爆発が一番気になる3速を使わずに済むところが、より調子よく感じさせてくれるのであろうと思います。



そうこうしているうちに、搭乗約1時間後の11時頃にトイレに行きたくなってきました。どこか都合の良い場所をと探していたところ道の駅「水の郷さわら」が見えてきましたので着艦。マスクをすることをしっかり忘れてしまい、トイレまでの道のりをノーマスクで歩き回ってしまいました。ご不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、この場を借りでお詫び申し上げます○┓ペコッ 



放尿後「タバコ吸いたいなぁ」とあたりを見回すも、すぐ近くにあった喫煙場所が目に入らず、ないと勘違いして、どこか他の場所で一服することにしようと道の駅を早々に後にしました。すでに50キロ走行していますので、銚子までの半分くらいはきた感じでしょうか。この調子なら昼過ぎくらいには、ぬれ煎餅買えそうです。



道沿いに菜の花が満開になっていますので「水の郷さわら」を発艦してから約3分で名もない道端に着艦し、写真を撮ってから一服させてもらいました(携帯灰皿は持ってます)。



そしてそこから10分も走らないところにガソリンスタンドを発見し再び着艦。ここでタイヤに空気を入れさせてもらいましたが、入れる前は前後のタイヤとも1.7kgf/cm2くらいしかなかったかと思います。タイヤの空気は抜けるものですから特にびっくりもしません。とりあえずフロント、リヤとも2.2kgf/cm2にしてスタンドを後にしました。ここでもヘルメットを脱いだ後マスクするの忘れて普通にお話してしまい、スタンドのお兄さん申し訳ありませんでした○┓ペコッ



タイヤの空気圧は正直で、一気に乗り心地はゴツゴツしたものになりました。ん〜…甘い空気圧もありかなぁと直線走行時は思ってしまいます。その後、東庄を過ぎたあたりから空気が冷たくなってきました。う〜寒い>< 内陸と違って銚子は寒いのかしら??おかげで再びトイレに行きたくなり、銚子の手前のJR松岸駅近くのセブンイレブンでトイレを借りたのですが、再びマスクをするのを忘れて店内を歩いてしまい申し訳ありませんでした○┓ペコッ



比較的空いているとはいえ市内に入ると渋滞は多少あります。そんな時でも車を左からスイスイと抜いていきます(申し訳ありませんm(__)m)。TZR250(1kt)は、元から2スト2気筒なので細身ですが市街戦用で車幅が狭くなるように改造してありますので、他のバイクが走れないような狭いところも走れてしまいます。そんなこともあって自分ペースで走れるソロツーリングの気楽さってストレスがたまらなくて好きです。もちろんみんなで走る楽しさも知っていますので、それはそれで嫌いではありません。



膀胱タンクはガス欠状態にしましたので、一気に銚子電鉄の犬吠駅を目指します。が、このあたりからチラついていたオイル警告灯がしっかりと点くようになりました。警告灯が付いてからも100qやそこらは楽に走りますので気にならないと言えばうそになりますが、気にしないようにします。



銚子駅前を通り道路は国道356から県道244号線へと進みます。銚子には今まで何度か訪れていますが、だいたいいつも県道244号線に進んでしまうため、銚子漁港や銚子ポートタワーなんてほとんど行ったことないし、海鹿島海水浴場も灯台もサスペンスドラマで見るだけで記憶にありません…。銚子の半分を見てないということですよね。何しに行ってるのか??ですね…



今回も地図を見ずに勘で走っていて直前までは直進するつもりでしたが、なぜかやはり県道244号線へ右折してしまいました(-_-;) そのまま進んでいくと左手に犬吠駅が見えてきます。いつかは覚えていませんが犬吠駅の駐車場が満杯でバイクを止めるところがなかったのを記憶しているのですが、この日は車も疎らで人影も多くはありませんでした。まもなく電車がくるのでしょうか、ホームには20人ほどがいました。



駅舎内に入りお目当てのぬれ煎餅を前に何枚入りのやつをいくつ買っていこうかと、あれやこれや考えて3種類ある味をそれぞれ10枚入り2袋の計60枚購入しました。売店のおばちゃんが「ありがとね〜」とぬれ煎餅を1枚サービスしてくれました。煎餅だけで5,000円も使ったのは生まれて初めてかもしれません。



無事にミッションコンプリートしたところで、駅からちょっと離れて一服(携帯灰皿もってます)。さて帰投しましょう。



計画書内の帰投ルートは犬吠駅から外川漁港へ出て、地球の丸く見える丘展望館を見学してドーバーライン通過、屏風ヶ浦見学しながら県道286号から国道126号へ合流し、JR干潟駅付近で県道56号→県道16号で佐原付近で国道356号合流となっていますが、時間の都合で本日は見学はカットします。犬吠駅から先はほとんど記憶がありませんので、スマホなりの地図を見ながらの走行となりますが、基本走り出したら止まるのが嫌いなので勘に頼った走りになり、どこまで計画に近づけるか自分で言うのもなんですが、楽しみです。 



12時30分まず犬吠駅を出て左折しTZR250(1kt)を外川漁港に向けて再び県道244号線を走ります。T字路で県道254号線にぶつかったら右折してしばらくすると外川漁港のはずですが、海が見えない…よくよく道路の左側に注意して走ると、どうやら小道で坂を下ったところが外川漁港のようです。そこで家と家の間の自動車がすれ違えない小道を騒音防止のためクラッチを切って、アイドリング状態で坂を下っていくと出てきました、外川漁港です。



計画書ではここで海鮮系の昼食なのですが、煎餅買い過ぎてお金があまりないので搭乗員は無給油飯抜きとします(-_-;) 外川漁港も人影は少なく、さわやかな青空と暖かな日差しが余計にさみしさを誘ってしまいます。東庄あたりで感じた寒さは全くありません。



一服後、一応ドーバーライン(県道286号線)を目指して走りましたが、着艦失敗で出てくる青看の直進方向は銚子方面となっています。銚子から同じ道を帰るのは芸がなさすぎすので、戸建団地内の小道のような道路を極力左方向へ進むようにしてやっと国道126号線へ着艦成功。とりあえず左へ進みます。飯岡付近まで来ると青看の直進方向の「東金」の文字が気になりだします。



帰路が遠くなるから、間違っても東金までは行ってはいけないと脳内でアラームが鳴っています。それなら道端に止まって地図見ればいいじゃんねぇ…。意固地です(-_-;) JR旭駅近くの青看の東庄という文字に救いを求めるように右折して県道266号線に入り、広大な田園風景の中を東庄方面に進みます。車の往来はありますが渋滞することなく順調に走れて気持ちがいいです。いつもストレスなしで走りたいときは、茨城方面へ行ってしまうのですが、ここら辺も悪くはないかもですね。



今回曲がった県道266号線は、計画書の県道56号線より約3キロ手前の県道でした。ほぼ予定通りで、まぁいいんでないでしょうか。その後県道266号線はT字に県道265号線とぶつかり、香取方面と下総橘駅方面とに分岐しますが、ここも左方面ということで香取方面に進みます。そこから1q程度行った東庄ゴルフ倶楽部と東庄町ふれあい公園の近くの商店の自販機で缶コーヒーを買って一服です(ついでにトイレにも行かさせていただきました○┓ペコッ)。ここで14時過ぎくらいだったと思います。 



公園で遊ぶ親子を横目に出発して1q程で県道265号線小見川方面と県道266号線JR笹川駅方面との分岐点に差し掛かります。ここも私の勘は、左と言っていますので県道265号線を小見川方面へ向かいます。ここら辺は車が走っていなくて独走状態になります。タンク上のぬれ煎餅がなければ楽しく走れそうな道が続く良い場所です。そうしてJR小見川駅付近で国道356号線に合流しました。



計画書のルートでは、JR佐原駅あたりで国道356号線に合流する予定でしたので約10キロ程銚子方面に流されたという感じです。適当に走ってこの誤差なら全然OKです。時間は14時30分過ぎで、後約1時間の道のりです。



行きに立ち寄ったガソリンスタンド、道の駅「水の郷さわら」を通過してTZR250(1kt)は順調に走ります。乗車していると本当に排気音が聞こえません。吸気音とエンジンのメカニカルサウンドと風の音だけです。グラスウール交換は問題なしですね。GWもどこか走りに行きたくなります。



そうこうしていると再び尿意が襲ってきます。たまたま道路が堤防の中腹あたりを走っているためにTZR250(1kt)を止めるところも遮蔽物もないため、神崎付近で一度国道356号線を離脱して堤防の麓に降りました。幸い目撃者もなく完全犯罪を遂行し一服した後に、国道356号線へ戻り一路自宅を目指します。このころになると、さすがにクラッチを操作する左手がだいぶお疲れモードになってきました。まぁ走りっぱなしですから仕方ないですよね。



その後は何事もなく15時40分自宅に着艦したTZR250(1kt)を軽く水拭きとカラ拭きして、エンジンオイルを補給後、いつもの場所に格納し作戦終了となりました。景色もろくすっぽ見ないでただ気の向くまま走っただけですが、ぬれ煎餅を買った銚子電鉄とバッテリーの上がったTZR250(1kt)には有意義なひと時だったと思います。もちろんTZR250(1kt)の調子のよさにご満悦だった私にもです。 



作戦実行時間5時間45分、走行距離約200q、燃費たぶん17〜18q/L



トイレが近いの何とかならんかなぁ…




















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