
普通二種免許 第一段階技能教習
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2022年3月13日
第一段階の学科教習がすべて終わった翌週の土曜日から週末を利用して技能教習が始まりました。入所前から技能教習で一番こりゃまずいだろうと思っていたのがハンドルの握り方、回し方です。
一応両手でハンドルを握っているというか触っていますが、その手の位置は教習所では10時10分と教わります。教習所には教習所の教え方があり、それからあまりに逸脱している操作は、もちろんNGで修正していかなくてはなりません。
ハンドルの持ち方はネットを見ると巷では9時15分とかいろいろ言われていますが、10時10分をハンドルの握り方として教習していれば、当たり前ですが9時15分もNGです。そんな中私の握り方は8時20分から7時25分…注意どころか、これから2種免許を取得しようとする心構えがなっていないと絶対怒られます。
それとハンドルの回し方。右手掌のみでクルクルと回しています。これも同様の理由で絶対怒られます。そのため、だいぶ前から車を運転するときは意識しながら修正していました。ハンドルは10時10分で握って、回すときは両腕が交差するまでは両手で握っているように心がけていています。
そうして12月4日に第一階の技能教習が始まったのです。車への乗車方法は、車の前方を確認して、助手席側(=歩道)を歩き車の後方を確認して車の後方から運転席ドアに近づき、再度周囲を確認して乗車となります。これはなんとか覚えてたわ…
その後いろいろなテーマをもって教習をしていくわけですが、まずは教習所内の車速に慣れなくてはなりません。日ごろせっかちに生活している人間にとって、教習所の最高時速30キロは非常にゆっくりとした流れでして。そこは特に苦も無く合わせられましたが、交差点等を曲がるときの「徐行」がなかなか馴染めません。
自分ではすぐに止まれる速度まで減速しているつもりなのですが、早く走りすぎると指導員に指摘されます。確かに「ハンドル操作が忙しくならない程度の速度で走ればいいのだから」と指導員に言われるのですが、曲がり始める前にしっかり減速しておかないと、やや慌ただしいハンド操作になっています。
ここら辺は片手でグリグリとハンドルを回していた人間が、同じ感覚のまま両手で回そうとして、その操作のスピード感の違いに慣れていないためだと思います。次回の乗車時には、曲がる前に十分に減速して曲がる時はアクセルペダルを踏まずにアイドリング状態で曲がるつもりでいこうかと思います。
その他、指導員の着眼点が良いというのか鋭いというのか、たった一回の逆手ハンドルを見逃さなかったり、意図せず送りハンドルになってしまったのを指摘されたりと、長年の運転でしみついた癖を出さないようにしているのにポロっと出てしまったところを鋭く指摘されます。第一段階は、今まで染みついた運転の悪い癖を矯正するのが大きな教習目的のようですが、さすがだなと感心します。
技能教習はガソリンとLPGガスのハイブリット仕様で後部にウィングが付いている教習車(カローラ)で教習所内を走るのですが、馬力はあるとは言えない中でも車幅を感じられやすい車で、非常に乗りやすく、教習車としては良い車だと思います。
教習内容では、S字の道でつっかえてしまった状態を作り、そこからバックして切り返して通り抜けたり、S字の出口から入口までバックで戻ったり、バックで縁石を乗り越えその時のアクセルとブレーキ操作をチェックしたり、V字の道を切り返して通り抜けたり、縦列駐車や方向転換、後部ドアを所定の位置に横づける等、1種普通免許では教習しない(と思われる)特有の内容がいくつかあります。
その中でクランク、S字、V字等基本前進するのがメインな教習は自分の感覚で走れるのですが、方向転換と縦列駐車等バックの重要度の高い教習は立っているポール等を利用して「何本目のポールが○○に見えたらXXする」とかの目安を指導員の方が教えてくださり、それを基に運転を試みます。
そのため教えてくださったことをその場で暗記しながら運転しようとするのですが、方向転換(右・左)と縦列駐車を順番にまとめて教習のため、緊張している老化した脳みそはには全く入らず、教習自体は何とかカッコはついたものの、終わってみれば何をどう教えてもらったのか??でゴチャゴチャな状態に‥・。
これは参ったなぁと思っていたら、帰り際に指導員の方から「方向転換と縦列駐車の目安が待合室に貼ってあるので、写メって覚えるように」とのありがたきお話があったので、それらについては速攻で暗記作業に入りましたが、そこはお年寄りなので、根気が続きません(´;ω;`)
新しい環境や、方法に即座になじむというのが、容易くできなくなっている自分がいることを目の当たりに感じさせられます。それは以前からも感じていたのもで、老いをものすいごく感じる部分ですが受け入れなくてはなりません。悲しいことですが事実です。
そんなこんなでも、何とか第一段階の見極めの合格をいただくことができて第二段階へ進めました。