TZR250(1kt)とCR-33キャブ



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TZR250(1kt)とCR-33キャブ挫折編
2019年12月27日


yuzoが手に入ると、やはり吸気側も、何かいじりたくなってくるものでして…でも、yuzoのマニュアルでは、本当はキャブがノーマルが基本になっていました。



まずは、アクセルを低回転で、パカパカ開けてエンジンオイルを出しすぎるなと言う感じの、ライダーのアクセルワークの管理の説明になっています。



結局は、燃焼の邪魔になるエンジンオイルの管理をライダー自身がしっかりしろ!ということです。アフターパーツの評価はそれからだ。ということでしょう。



それは、確かに理解します。四六時中、白煙撒き散らしている走り方は、不完全燃焼以外の何者でもありません、それではパワーは出ませんよね。



つまり、ライダー自身のライディング管理と車体管理をしっかりしないと、チャンバーの性能は発揮できませんよ。ということです。柳沢さんのチャンバーにかける思いが伝わりますし、考えてみれば、なかなか出来ないけど、当たり前のことです。



でも、改造の虫はうずうずしちゃうんです(>_<)



しばらくすると、SP忠男からTZR250(1kt)のF3用で、京浜の33パイのCRキャブが発売されたのを月間「オートバイ」で知り、北小金のショップでこれをゲット。当時でも4万円以上したような記憶もありますが、定かではありません。



しかし、このCR-33は、もとからの売り方がわからずじまいで、チョークの部分の部品がまったく付属されていませんでした。担当してくれたショップのお兄さんに、確認を依頼していましたが、そのうち辞めてしまって、仕方なく他の人に確認するも回答無し。



ならばと、つたない技術でチョークを自作して何となく走行できるようにしました。ただ、28パイのインシュレーターに33パイのキャブを突っ込むのは、とんでもなく大変でした。



そこで、ネットで調べて新松戸のバイク屋さんに、何か良い方法で対処できないかと依頼しました。



そしたら、なんとインシュレーターをカッターでザクザク切って33パイが、入るように加工されて戻ってきました。ええ??・・・



インシュレーターはジェーソンが大暴れしたように、いたるところ切り傷だらけでした(>_<)



そこはさておいて、その先のセッティングについては、自分でやるつもりでしたが、F-V仕様で出荷されているにもかかわらず、当時はジェット類を替えるという発想はまるでなく、とりあえずエアスクリューで調整して走らせるという恐ろしい考え方でした。



スロージェットは75番とストリート仕様では、とてつもなく大きなものが付いていましたので、いくらエアスクリューを開けても、エンジンは止まらず、逆にアクセルのツキは良くなる始末で、ツキのよさを優先させると、4000回転以下は、まったく使い物にならず、坂道発進なんて無理!って仕様でした。



そのかわり、ドッカンパワーになっていますので、低回転のモコモコ状態でアクセル開けると簡単にフロント浮きました。でも走りで言ったら全然速くないセッティングです。



めちゃ乗りづらいし・・・パワーの出る最高回転数は、ノーマルキャブと変りませんでした。



それでも折角買ったんだからと装備して走っていました…


まして、比較対象が無いから、レース用はこんなもんかと、自ら納得させてたところ、当然ですが、切り刻まれているインシュレーターは、振動で亀裂が広がりパックリと切れてしまいました。



カッターでって…その程度なら自分でもできますよ…私の記憶に残る、残念ながらワースト1のバイク屋さんの仕事でした。



しかし、ここであきらめさせるかとばかりに運命は意地悪に続き、たまたま、その時期にSS石井さんにお世話になったことがきっかけで、以後CR-33はお蔵入となり、純正キャブの改造に方針変換することなりました。



迷走しながらも、改造はドツボにはまっていきます…



この状態のセッティングは、当時の私の無知なデストロイヤー的セッティングなので、参考にはなりませんので、決してCRが悪いわけではありません。



これから化けますのでお楽しみに!




















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