| TZR250(1kt)と牛込海岸プチ弾丸ツーリング |
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テレビドラマ「相棒」で印象に残っていた、臨海工場群を遠いバックにして海中に連なって立つ電柱。勝手に川アあたりの港の一部だと思い込んでいましたが、10月下旬たまたまネットに出てきて、どれどれと調べてみると、にゃんと千葉県木更津界隈でした。
アサリ・ハマグリの密漁を防止するために設置した沖合の監視小屋に送電するために立てられたもののようですが、今はその役目を終えているとのことです。港とかの近くの海中に電柱が立っていて、それが今は使われていないとなると見方によっては邪魔なだけです。いつかはなくなる風景とネットでも言われていました。ん〜、こりゃなくならないうちに見ておかなきゃダメかな。
もう少し経由地を増やそうかとも考えたのですが、近くに良い所がなく、1日仕事にもしたくはなかったので、襲撃ポイントは牛込海岸のみとします。また、気象庁の週間天気予報が、週末まで待たずに11月3日に行くと暖かくて最適と申してますので出撃日もサクサクと決定です。
ほぼ一本道のようなもんだから、多少道間違えても大丈夫とお気楽モードで、いつものように工具とアクセル、クラッチワイヤーのリペアキット他が入ったタンクバックを貼り付けて、いさ出陣。早朝は肌寒かったですが、9時前にはオーバーパンツなしで走れる気温になっていました。まずは穴川の交差点目指してひたすら16号線を南下します。
特に休憩することもなく交差点を穴川インター方向へ左折して、そのまま京葉道の脇を走る国道16号線を国道357号線と合流する左折するJR浜野駅付近のT字路までさらに南下していきます。交差する道路が増えてきた分信号の数も増えますが、それでも車の流れは順調で、車列の長い信号待ちの先頭に時折出る以外は、車の後ろでストレスなしに走れます。
あたりの景色が何度か住宅、田園の繰り返しを行っていると、正面に大きな建物群が現れはじめ、青看板がT字路であることと16号線は、そこを左折であることを教えてくれます。現れた大きな建物群は臨海工場です。いよいよ千葉県の内房エリアへ侵入です。
ガソリンを入れる間合いが長くなっていますので、給油時には、極力タイヤの空気圧チェックも一緒にするようにしています。今回は前後とも0.2kgf/cu加圧して2.0にkgf/cuにしました。余談ですが、タイヤの空気圧の単位ってkgf/cuからkPaに代わっているのですね…。桁が違いますが同じ数字を使いますので、ちょっと機転を利かせれば困ることもなさそうだし覚え直すの面倒だし、私はこれからも空気圧は200(kPa)ではなく2.0(kgf/cu)です。
伊豆山という名前の造船所でした。このところ手賀沼でヨットや木製の笹船程度の船しか見ていなかった私は、さすが内房と感心せずにはいられませんでいた。一服しながら出発前に携帯で現在位置を確認してみたところ、目的地はもうそんなに遠くはなさそうです。
ほ〜…皆見に行くんだねぇと感心しながら、車の後ろでおとなしく数分かけて右折し、T字路を左折して目的地を目指します。どこに行くのか知りませんが、右折車に見事に騙されて私は、牛込海岸はそこそこの賑わいがあるものと、信じてやみませんでした。この頃から膀胱に緊張感が走り始めます。
オシッコしたいのに無駄な時間を使ったわい…。とその場を後にして、もう間近の牛込海岸のトイレ目指してスロットルを開けます。位置関係的に意図的に右へ右へと進んでいくと出てきました、牛込海岸。トイレらしき建物にまっしぐらです。さっそうとTZR250(1kt)を飛び降りて入りかけた建物は確かにトイレでしたが、シーズンオフのためか入口がベニアでふさがれ「使用禁止」。
時間にもよるのでしょうが、車なら500台以上止められ、野球場なら2面取れそうな広大な、この駐車場に止まっている車は11月3日AM11:30現在皆無。柏ナンバーのTZR250(1kt)がぽつんと一台のみ。車は港で釣りをしている人のそばにしかありません。
いざとなればTZR250(1kt)を道端に止めて草むらに突入ですが、目標は海浜公園通りを逆に行った突き当りにある「袖ケ浦海浜公園」に定めます。海浜公園通りは相変わらずの状態で、TZR250(1kt)が近づいてきているにもかかわらず内側の車線で写真撮影している、うらバカき女性もいます。もちっと法律守りましょうね。
帰りは、来た道を戻るだけなので特筆するものもありませんが、たまたま国道16号線の内房ラインを走行中に並行して走る「京葉臨海鉄道」を走る機関車を見かけました。いつもなら取る暇がないから写真なんて考えも及ばないのですが、ドラレコLT-DV188の撮影機能を最大限有効にしてありますので、TZR250(1kt)を走行させながら、すかさずパシャパシャボタンを押しました。