床補修 縁の下再び



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床補修 縁の下再び
2020年3月14日


2008年に初めて縁の下に潜って補修した、廊下の部分の床が再び若干ふかふかしてきました。さらに、それまで問題なかった部分でも、ふかふかしかけているため、補修方法から再検討することにし、2012年5月にガッツリ完膚なきまで補修することにしました。



だって何度も床下入りたくないですから…



これまで、補修方法については、根太と根太の間に簡易根太を仮設して、根太の間隔を狭めて、床上からの重量を分散するようなイメージで補修していましたが、今回は根太と根太の間に補強板を敷き、その板を簡易根太で固定し、床上からの重量をほぼ面で受け止めて分散させるという、床下からの補修で考えられる中では、もっとも手の込んだ補修方法と思われる方法を採用しました。



事前に縁の下に潜って根太本体の厚み、長さ、根太と根太の間の寸法をきちんと調べて必要となる板の切り出しと、簡易根太の加工を行いました。



補強板は12oの構造用合板を使用して、必要な寸法に丸鋸でカットしました。簡易根太は、根太と同じ45oの高さの物を使用して、大引きにかませていたため、補強板を敷くとその板の厚みだけ正規の根太より厚みが増えるので、大引きにかますことができなくなります。そこで簡易根太の両端をノコギリとノミで板の厚みの12o切り欠いて大引きに差し込めるように加工しました。ただ、ピッタリ12oカットなんてできないし、簡易根太を差し込んだだけでは、床を歩く振動で簡易根太がずれて利かなくなることがあるので、今まで同様にL字金具でビス止め固定です。釘で止めると、その後補修が必要になったときに大変なのでビス止めです。



図った寸法で必要な部材を拾い出して作り上げた部材は、板17枚、簡易根太34本となり、L金具70個、ネジ400本 の大所帯となりました。この作業は結構な時間がかかると思われます。縁の下暗くて狭くて怖いです><



しかしやらねばなりません。勇気を出して、いよいよ作戦開始、縁の下へGO!です(´・ω・`)b



必要寸法にカットした板の上に作業灯、コードリール、そして新兵器の電動ドライバー、簡易根太等を載せて数回に分けて「縁の下の戦場」付近へ送り込みました。そして満を持して、いよいよ作業開始です。



まずは、今固定されている簡易根太を取り外します。以前は、手動ドライバーで地道にねじ止めしてて、手が何度も死にかけましたので、今はケーヨーデーツーで電動ドライバーを購入し、実戦投入していますが、激しく楽です。電動ドライバーは、手首の負担や作業時間短縮を考えたら、簡単にもと取れますので持っていて損はないと思いました。



安物でありながらも、ねじ止めの時のトルク管理も数値ではないですがダイヤルできますので、ねじを締めきれなかったら、ドリルの回転を落とせばいけます。まして、今回は400本打ちますので、手が確実に死にます。




切り欠いた簡易根太は、やはり切り欠き代がマチマチで大引きに、いい感じで差し込める物とスカスカの物、差し込めない物とできてしまいました。私の技術では、仕方のない許容範囲です。差し込めない物は、地上に戻った時に修正し、スカスカの物は、床補強板を挟んで床裏に押し当てた状態で、L字金具で固定していきます。



どれだけの時間がかかったのかは、覚えていませんがそれなりの時間は、必要だったと思います。



補強し終わって、地上側から床を踏んだ感触は、がっつり硬かったでした。簡易根太で根太のピッチを狭めるだけより明らかに硬く仕上がっています。



その後、2017年7月と2019年10月に、今回の修理で見落としてしまった部分を若干の補修をしましたが、これは私のチョンボで、対処方法の方向性に大きな問題はなく、今に至ってます。













しばらく縁の下に潜らなくてもいいかな(^_^;)





























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