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TZR250(1kt)覚醒



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TZR250(1kt)覚醒
2020年1月2日


すでに世の中は21世紀になって、しばらく経つ2002年の正月の朝、玄関を出てしばしボーっとして振り返れば、玄関脇でブルーシートに包まれているTZR250(1kt)。巷では、すでに相次いで2スト車は絶滅…。




特に2スト車じゃないとダメとか、4スト車じゃないとダメとかいう拘りは、ありませんが、2工程機関をもつ1ktをこのまま、土に返らせてしまって良いのかな?と、ふと思いました。




世の中、廃車になった1ktもいれば、サーキットを公道を元気に走っている1ktもいますが、スクラップでもないのに走ることも出来ず、ただ錆びて本当に動けなくなるのを待っているバイクって、やはり不憫です。




バイクに限らず、そうした最後を迎えた機械を見ると、独特な感覚に襲われます。





はなから売る気はないので、走れるように直そう。そして細々とでいいから乗ろう!とうことで、時間のある時に、コツコツと整備して、年内中に乗れるようにすることをその年の自分自身の目標としました。





整備範囲は、マニュアルを見ながら工具と技量を見比べ、可能な限り分解して整備、塗装を行うこととしました。





正月休みの後の土日から、いよいよスタートしたのですが、久しく見ていない工具が錆びまくっていて、工具のメンテナンスからのスタートとなりました。青色の工具箱は小学生の時に、親父に確か350円で、買ってもらったったものです。




半世紀経った今も、しっかりとその役目を果たしてくれています。作業灯やコードリールを購入したのも、この頃だったかなぁ。





この時期になると、インターネットが普及しだしていて、我が家にもパソコンが登場していました。今ほどに情報量が、ふんだんにあったわけじゃないですが、非常に力強い戦力でした。レストアで、わからない事があれば、ネット上で、教えてくださる方々が、たくさんいらしたのです。




余談ですが、以前検索してみたけど、ヒットしなくて諦めていた事柄も、今検索すると、ヒットするかもしれませんので、ぜひ試してみて欲しいと思います。私もそれで今現在まで相当助かってきています。




また、このレストアのタイミングで、すでに1ktは生産中止後15年近く経っていますので不測の事態に備えて、ゴロワーズカラー部品取り用の1ktを用意しました。この部品取り車は、予想以上に捨てるものがほとんど無いほどに、使うこととなりました。




逆に言えば、この部品取り車がなかったら、このレストアで妥協していた部分が、多々あって今の1ktの状態には至っていなかったかもしれません。


年式の古いバイクのレストアは、目指す程度のよっては部品取り車を用意することが必要かもしれません。