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浴室暖房乾燥機入替



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浴室暖房乾燥機入替
2020年4月5日


2018年の晩春に、親父から浴室暖房乾燥機が動かなくなったとお話がありました。



その時期でも、家を大事に、長持ちさせるため家族の入浴がすべて終わったら、送風運転をして浴室内をなるべく乾燥させていたのですが、それができなくなったとのことでした。とりあえず故障した浴室暖房乾燥機を取り外し、動作確認しましたがリレーが一つダメになっているようで、そのために、送風モーターが回らなかったようです。ともあれ、故障した浴室暖房乾燥機(略してバス乾というらしいです)は、交換しなければなりません。



まずは故障した既存品の型式を確認したところ、三菱電機製V-130BZ4という1998年発売の物でした。浴室暖房乾燥機は、新築時には付いてなくて築10年くらいの時に、近所の業者さんに取り付けてもらったものです。よくもったほうだと思います。



代替機は何にしようかと、浴室暖房乾燥機について調べていくと、どうやら機種によっては100Vと200Vの機種があることがわかりました。ちなみに、我が家の浴室暖房乾燥機は100Vです。この電源の違いによる性能差は、ヒーターの発熱量にあるようです。当然暖まり方の差となって表れるのですが、カタログ数値を見ると200V機種の方が明らかにパワフルです。カタログ内でも、ユニットバスでない我が家ような従来工法で天井の高い浴室は、200Vをお勧めしますとしっかり書いてあります。



それなら費用を考えなければ200V機種の方がいいですよね。あ…そういえば、配電盤に200Vの使っていないブレーカーがあったなと確認してみると、ありました。それもラッキーにも浴室暖房乾燥機のブレーカーの隣に。なんか200V機種でいけちゃいそう…今は使っていない、以前工場で使用していた5.6KWのエアコンの電源を自宅から引っ張っていて、そのブレーカーがそのままにしてあったのです。ってことは、配線の太さに問題がなければ100Vの故障したバス乾の配線を隣の5.6KWのエアコンの電源用ブレーカーにつなぎ変えるだけで、200Vのバス乾を取り付けることができるようになるのです。



まずは寸法、ダクト位置、値段他色々と検討した結果、高須産業製200V機種のBF-231SHA2を代替機にすることにしました。更に配線を調べると、既存の配線でいけることもわかりました。バス乾の交換は本来であれば、故障したバス乾を取り付けてくれた業者さんにお願いするとこなのですが、すでに廃業されているので、今回はネットで業者さんを見つけてお願いすることにしました。



しかし、100V扱っているけど200Vは扱っていませんとか、ん〜…素人さんか??と思わせる対応で、挙句の果てに連絡が来なくなってしまう業者さんとかばかりで、結局、見積もりは1件ももらうことができませんでした…ネットに結構大きめに広告載せてて、この対応って…バス乾の業者って…すべての業者さんがそうでないことは、わかっていますがちょっと考えさせられました。まぁ作業内容は追加事項もなく、配線なんか既存品の転用ですから、利益のない、つまらない仕事になるのでしょうけど…。でも、それでもです…というわけで、私が交換することにしました。



作業自体は、故障したバス乾からダクト、電源線、リモコン線を取り外して、バス乾本体を取り外して代替機の天井開口寸法に合わせるため、既存の開口を小さくなるように天井裏で垂木を渡して加工して、その開口を化粧してくれるバス乾オプションの「本体取り付けパネル」と、バス乾本体の固定ができるよう、天井裏で補強材を渡をしてダクト、電源線、リモコン線を取り付けて、バス乾本体とパネルを天井にビス固定し、リモコンに配線して最後に200Vのブレーカーに電源線を差し替えて、動作確認して終了という感じでした。一番時間のかかるのは、開口寸法の成形と、補強といった天井裏の作業でした。



代替機のリモコン配線の施工は、故障したバス乾のリモコンからリモコン線をはずして、それに代替機のリモコン線を結び付けて、リモコン線の反対側になるバス乾側から、故障したバス乾のリモコン線を梁とかに引っかからないように手繰り寄せれば、代替機のリモコン線が付いてきて、リモコン配線終了となりますのでとても楽です。バス乾に限らず、何かを通しなおすときには、参考なると思います。



最後に高須産業さんに、我が家のバス乾をネット登録してすべて終了です。



故障した浴室暖房乾燥機とまったく同じ仕様の200Vの機種を入れたわけではないので、一概に比較はできませんが、200V仕様は間違いなくパワフルです。100Vの時は真冬に温風がほとんど降りてこなくて、浴室内はほとんど暖まりませんでした。しかし200Vは温風が下りてくるのを感じられ、室内が暖まります。私の両親は健在ですが高齢ですので、真冬の入浴時のヒートショックについては、自分自身でも死んじゃうくらいに寒さを感じていたので少々懸念していたのですが、この200Vバス乾は、その懸念をだいぶ払しょくしてくれました。



今、我が家は築30年になりますが、それでも200Vは配電盤から取ることができました。もし、100Vのバス乾が故障してその暖房能力に不満があるようでしたら、配線工事の費用や暖房効果は個々に違いますが、施工業者さんとの打ち合わせのなかで、200Vの浴室暖房乾燥機(バス乾)の検討は、してもいいのではと思いました。