| TZR250(1kt)とCRキャブオーバーホール 1 |
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なんやかんやと忙しく過ごしていた2022年10月2日に、ちょっくらバイクに乗れそうということで、5月のGW以来5か月ぶりにTZR250(1kt)を引っぱり出しました。
ということでCRキャブのメンテナンスに入ることになりました。オーバーフローは約10年ぶりですので、まぁよくもった方です。
まず燃料パイプは一新、CRキャブは分解して清掃、ニードルジェット、バルブシート、フロートバルブCOMP等の各種部品とパッキンの交換、TZR250(1kt)のインテークマニホールドもまだ部品で出ますのでリードバルブ付近のパッキンと共に交換、吸気音の低減と防水目的でパワーフィルターをくるむゴムシートも作り直しということで計画を立てました。
もちろんカード支払いですので約一か月後には、家内大蔵大臣より呼び出しがあるでしょう。今から答弁を考えながら戦々恐々としています…。10月9日午前中までに部品をそろえて9・10日で一気にやっつける予定としました。
ネジをなめないように慎重に分解して可能な限り汚れを取り除き、部品、ガスケット類を交換して組み立てていきます。
知ってしまったらきちんと奥まで差し込みたいのが人情です。奥まで差し込んでも問題ないことを確認してステーをそれに合うように叩き直しです。さらに、ありゃりゃと思ったのはジョイントについているOリングで、左右各3本、合計6本も溝を切ってあったのですが、Oリングは左右各2本、計4本しか入っていませんでした。シフト側のジョイントは、今までは溝1本分はキャブの外に飛び出していてOリングつけても意味ない状態だったのです。
苦労したのが中子のガスケット取り付けです。私の取り付け方が間抜けなせいでしょうが、プライマリーチョーク(スクリーン)の取り付けの兼ね合いで中子取り付け時にガスケットが落下してしまい、うまく取り付けられませんでした。どうせ、取り付け後はガソリンとエンジンオイルに晒されるのだから、ということでCRCを吹き付けて中子にガスケットを貼り付けて固定し取り付けました。
スロットルバルブについては、下の方に擦れた傷が両方にありましたがオーバーフロー修理から派生したOHなので、見て見ぬふりです。
また、スターターバルブの下のボディーを欠損させてしまっていたので、その部分を金属パテを盛って軽く整形しました。この部分はスターターバルブ劣化対策で、パイプを付けずに隙間パテを盛って空気を吸わないように殺してしまうので見えなくなってしまうのですが、なぜがやる気になりました。ちなみにその部分から息を吹き込んでみましたが、今のところは、スターターバルブでしっかり空気を遮断しているようでした。
仕方ないのでアイドルリングスクリューを締めこんで、スロットルバルブがアイドリング時程度に少し開いた状態から、同調をとりました。この方がスロットルバルブの初期開度にバラツキは少なく、これはこれでアリでしょう。これでCRキャブのOHは完了&本日の業務終了です。