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真 珠
象徴 : 健康・無垢・長寿・富
ダイヤモンドが宝石のキングとされているなら、真珠には、女王の座が与えられています。「つきの雫の結晶」、「人魚の流す涙が空気に触れて固まった宝石」などのエピソードが、古くから伝わっています。我が国でも古事記・日本書紀に散見され、冠婚の儀式に用いられています。
あなたに気品と輝きを
清らかな心・純潔
というメッセージが込められているんです。
◇
光り輝く希望に満ち溢れたい!
◇ 幸運を手に入れたい
◇ 美しく健康であり続けたい
そんな想いが伝わるかもしれませんよ。
パールは貝の中に入った異物から身を守る防衛本能から出来たもの。
自分の痛みを希望の光に変える力強さ・保護力・治癒力を持っていると考えられています。
昔からダイヤモンド=王様=太陽に対して、パール=女王(王妃)=月のイメージを持たれています。
月は潮の満ち引きを左右するので、女性の出産など生命と強い関わりのある宝石なんですよ。
紀元前1世紀、歴史上最大の真珠が世界に2つありました。
それは、2つともクレオパトラが東方の王から贈られたものでした。
古代エジプトがローマに占領され、女王クレオパトラはローマ将軍ジュリアス・シーザーの愛人となり、その後はアントニウスに身を任せることになります。ある時、アントニウスはクレオパトラを宴会に招待し、夜ごと華美な宴会を開き得意になっていました。
「こうした贅沢な宴会を続けることなど、誰が出来るだろうか」
すると、クレオパトラは
「私なら1度のパーティーであなた以上にお金を使ってみせる」
と賭けをしました。
翌日、彼女は昨日と変わらない宴会をしたため、アントニウスはあざけり笑いました。
すると、クレオパトラは食事の最後に酢の入ったコップを運ばせ、大切にしていた世界最大の真珠のイヤリングをその中に入れたのです。
次第に真珠は溶け、クレオパトラはそれを一気に飲み干しました。そんな貴重な真珠を飲んでしまうなんて、この時点でアントニウスの負けは決まりました。
一粒の真珠がクレオパトラのプライドを証明したのですね。
これは『日本書記』の中に出てくる伝説です。
允恭(いんぎょう)天皇(450年頃)は、ある日、淡路島に狩猟に出かけました。
しかし、獲物は手が届きそうなのに、どんなに頑張っても一頭も収穫がありません。
これには何かあると感じ、占いをさせたところ
「明石の海底の深いところに真珠がある。それをとって私に供えてくれるなら、獲物は得られるだろう」
と淡路島の神からのご神託がありました。
天皇は海人を集めて明石の海底に潜るよう命令するが、誰一人として底に到達できませんでした。
ただ一人潜れるのは阿波(徳島)の住人、男狭磯(おさし)という男性でした。
彼は海に潜ると、大きなアワビ貝をしっかり抱えて息絶えていました。
男狭磯が抱えてきたアワビには見事な真珠があり、天皇はそれを神に献上しました。
命と引き換えに手に入れた真珠によって、狩猟で大きな成果を収めることができました。
天皇は男狭磯の忠誠心に心打たれ、手厚く葬ったそうです。
パールが形成される間に自然に出来てしまう針でつついたようなキズのことを『えくぼ』と呼びます。可愛らしいですよね。
パールは貝から出した瞬間に、宝石としての美しさを持つので古代から愛され続けてきました。
何も手を加えることなく、生まれながらに美しいなんて羨ましいですね。
そんなパールは、魏志倭人伝では魏の王が卑弥呼に贈った、古代インドの伝説では海が神にパールを捧げたと伝えられているんですよ。
せっかく持っている宝石だもん!石のこと詳しく知って、もっともっとパールを好きになってください。
宝石言葉 :健康・無垢・長寿・富
和名:真珠 山でとれる美しい石を『玉』、海でとれるものを『珠』と言い、そこから名づけられました。
由来:ラテン語でムラサキガイの一種の名前、“Pernula”ペルナからきています
硬度:3
産地:日本・中国・タヒチ・オーストラリア
比重:2.71
結晶系:斜方晶系
光沢:真珠状
実は、真珠の本格的な養殖方法を初めて開発したのは日本人なんです。
1953年に御木本幸吉が半円形の真珠の養殖に成功し、12年後、球型の養殖を見瀬辰平と西川籐吉が発見しました。
そして、今では日本は代表的な真珠生産国なんです。
なんと、世界の養殖真珠の90%が日本産なんですよ!
パールは海水産と淡水産があり、養殖に用いられる貝の種類も様々で、色もホワイト・ピンク・イエロー・グリーン・ベージュ・ゴールド・ブラックなどがあります。
ムーンストーン
象徴 : 知性・物思い・恋の予感・純粋な愛・健康・長寿・富
ミステリアスな光を発し、静かな月夜を思わせるムーンストーンは。その昔、旅人の石と呼ばれていました。ムーンストーンの中に月の神ダイアナが存在していると信じた人々は、旅の安全を導くお守りとしていたのです。また、愛を演出し、愛を刺激する、ラッキーラブを与える宝石として6月の誕生石にリストアップされています。この色はすべて自然に生み出された色なんですよ。
愛の予感
幸福な人生を
というメッセージが込められているんです。そんなムーンストーンを身につけると!?
■
願いを叶えたい!
■ 大切な人を事故から守りたい
■ この悲しみを拭い去りたい
そんな想いが伝わるかもしれませんよ。
昔から、「満月から降り注ぐ月光を浴び、ムーンストーンを口にくわえて願い事をすると叶う」と言い伝えられているんです。
ムーンストーンは暗闇を照らす月光のように、月の精神を伝えるアンテナとされ、交通安全・人生に光を灯すと考えられていたんですね。
■結婚13周年記念日
ムーンストーンのメッセージ「愛の予感・幸福な人生」のように、13年目に
2人の愛の再確認を。
そして、これからも幸福な2人の人生が続くよう願いを込めて贈ってください。
ムーンストーンは『月の精神が宿る聖なる石』とされていました。
1世紀、古代ローマ帝国の政治家プリニウスの「博物誌」(一種の百科事典のような書物)の中には
「石の中に月に似た形があり、月の表面を反射する。
その人の言うことが本当なら、月の満ち欠けに従い、その形も大きくなったり小さくなったりする」
10世紀後、マルボドゥスの「宝石誌」(中世の有名な宝石書)の中には
「この石は愛する月に共鳴し、月が満ちるときに光り、欠けるときに影が薄れる」
16世紀、レオナルドゥスの「宝石の鏡」の中には
「月の満ち欠けによって、色が増したり減ったりする。
満ちているときは肺病を治し、欠けていくとき未来を予知させる」
このように長い時を超えても、月との密接な関係があるとみられていたのですよ。
シーン効果とは、陰のある特有の青白い光が石の曲面に浮かび上がって見える現象のことなんですよ。
一般的にムーンストーンは無色・ホワイトで半透明から不透明な石ですが、シルバーがかったもの、グレーがかったもの、
青っぽい灰色、薄い黄色や緑、オレンジがかったピンク系など様々な色があります。
ロイヤルブルームーンストーンは半透明でキズがなく、青い反射の出るものを言い、高い価値があります。
せっかく持っている宝石だもん!石のことを詳しく知って、もっともっとムーンストーンを好きになってください。
宝石言葉 : 知性・物思い・恋の予感・純粋な愛・健康・長寿・富
和名 : 月長石
由来 :
17世紀前半までセレニテスと呼ばれていました。語源はギリシャ語のセレネー「月」です。
ムーンストーンの青白い輝きが、雲間の月光のようなので名づけられたと言われています。
硬度
: 6〜6.5
産地 : スリランカ・インド・マダガスカル・タンザニア・ミャンマー
比重 : 2.57
結晶系 : 単斜晶系
光沢 :
ガラス状