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GemHiro |
ペリドット
象徴 : 夫婦の幸福・和合
闇をつくる日食や月食は神の怒りそのものであり、光のない世界は悪魔の世界だったのです。この暗闇を突き飛ばして明るさを取り戻し、悪魔を退散させる力があると信じられていたのがペリドットです。暗闇をふきはらう護身符として、エジプトのファラオ(王)たちの崇拝物になっていました。
いつまでも幸せな夫婦で
心の潤いを
というメッセージが込められているんです。そんなペリドットを身につけると!?
■
夫婦の絆を強めたい
■ ストレスを解消したい
■ 恋人が浮気しているかも…
■
平和で安定した毎日を過ごしたい
そんな想いが伝わるかもしれませんよ。
ペリドットは「夫婦の幸福」という宝石言葉を持つほど、夫婦の絆を強め、いつまでも2人の幸せを守ってくれるとされているんです。
また、持ち主の色欲を鎮めるパワーがあると考えられているので、
相手の浮気を防げるかもしれませんね。
心を穏やかにしてくれる暖かい太陽のような宝石です。
7月の真っ赤な太陽が、8月になると黄金の輝きに変わることから、黄金の宝石であるペリドットが8月の誕生石に選ばれたといわれています。
実は古代にトパーズと呼ばれていたものが、現在のペリドットなんです。
マルボドゥスのラテン詩「宝石について」ではトパーズの説明として、『この石は2種類あり、純粋な黄金によく似たものと、淡く澄んだものがあり、痔を治す、月を感じ、また煮えたぎる熱湯を鎮める
とも言われている』と書かれています。
昔、月(ルナ)は精神と密接な関係があると考えられていました。つまり、月を感じるということは、精神病に良いとされていたんです。
煮えたぎる熱湯を鎮めるとは、持ち主の色欲・狂気を鎮める、つまり心を穏やかにするとされていました。
痔を治すとは物凄い効果ですね!
これは、出血を止めるという言い伝えから派生したんでしょう。
ペリドットは昼と夜の輝きの違いが少なく、夜は他の宝石に比べて輝いて見えることから、「夜のダイヤモンド」「イブニング・エメラルド」
と呼ばれています。
十字軍の遠征によって、ヨーロッパに持ち帰られ、守り札としての役割や教会での儀式用に使われるようになったんです。
ゴールドとペリドットの相性が非常に良く、ゴールドの細工だと効果が倍増するといわれるようになりました。
ペリドットを身につけるなら、是非ゴールドとの組み合わせてみてはいかがですか。
せっかく持っている宝石だもん!石のことを詳しく知って、もっともっとペリドットを好きになってください。
宝石言葉 : 夫婦の幸福・和愛
和名 : 橄攬 (かんらん) 石
由来 :
明らかではないですが、色・国によって名称が違っていたとのこと。国際協定で「ペリドット」と正式に決まりました。
硬度 : 6.5
産地 :
エジプト・アメリカ・中国・ミャンマー・メキシコ・ブラジル
比重 : 3.34
結晶系 : 斜方晶系
光沢 :
ガラス状〜脂肪状
ペリドットは硬度が低いため、強い衝撃で割れてしまいます。
また複屈折という特徴を持つ宝石でもあります。
複屈折とは、宝石に入った光が2重の光となって出て行く性質なんですよ。
古代エジプトでは太陽神を国家の象徴として崇拝したことから、ペリドットのまばゆいイメージは特に愛され、
ファラオたちの王冠や装飾品とされていました。
古代エジプトが所有していた島で産出され、厳重に監視されるほどの大切な宝石でした。
現在でもエジプトの国石となっています。