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TZR250(1kt)とCRキャブオーバーホール 2



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TZR250(1kt)とCRキャブオーバーホール 2
2023年4月13日


CRキャブのオーバーホール後、発進時の3000回転以下で以前より薄くなった感じは気になっていたのですが、その他にもエンジン冷間時の始動に手間取ることが多々ありました。



よくよく調べてみるとどうやらシフト側のエンジンの着火が芳しくないようで、始動直後のエキパイの温度が左右で違っていました。 



基本、アクセルをあおることなくキックして始動させますので、結局のところアイドリング時の左右の気筒の爆発が不均一すぎるということです。左右のスロットルバルブの開度を数値をもって均一にするのではなく、経年変化と個体差を考慮して開度を調整しましたが、まだ配慮が足らなかったようです。



そこで3月14日にスロットルバルブの開度を調整する六角ナットと ストップスクリューを調整して、シフト側のスロットルバルブの開度をブレーキ側よりさらに若干開けることにしました。



もはや規定通りの調整ではなく、経験値と勘に基づく言い方を変えれば、テキトーな調整の域になります。



それでも結果は良好で、気になっていた発進時の3000回転以下については改善され、おおむね4000回転以下の低回転でのエンジンのツキもよくなりました。アイドリングも安定しています。



CRキャブも京浜に勤めている友人に頼んでOHしてから20余年…。経年+個体差がもたらす変化ってすごいですね。本来は、この変化を低減させるために更なる部品交換が必要なのでしょうが、費用対効果を考えると、このままでもいいかなと思います。



ところが、3月20日にお天気も良かったのでTZR250(1kt)でバッテリーチャージも兼ねてご近所を徘徊していたところ、次第にエンジンの回転数の落ち方が鈍くなり、終いには軽くアクセルをあおると勝手にエンジン回転数が上がるようになってしまい、慌ててキルスイッチでエンジンオフにする事態に。



スロットルバルブの動きに問題があると推定できたので、CRキャブのトップを外してみたところ、シフト側の六角ナットと ストップスクリューがゆるゆるでした。締め忘れたか…締めが甘かったか…。再び経験値での調整で六角ナットと ストップスクリューを締めこんで組みなおしたところ元に戻りました。




みなさんもネジの管理に気を付けましょう(´;ω;`)