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TZR250(1kt)と冷却水交換



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TZR250(1kt)と冷却水交換
2023年6月14日


6月13日に3年ぶりに冷却水(クーラント)の交換を行いました。





以前、横着して4年以上冷却水を交換していなかった時にたまたまタンクを外したので、リザーバータンクを確認してみたら中に黒いカビみたいなものが繁殖し文字通りブラックボックスとなっていました。これはやばいかもと冷却水を交換したら茶色の冷却水が出てきたことがありました。それ以来、2年おきに冷却水は交換しようと決めたのですが、前回交換してからすでに3年….。 





冷却水交換に際してドレンボルトに腐食があることは確認済ですので、ガスケットワッシャーと共に交換します。こうしたことも記載して整備記録を残しておくとやはり便利です。





クーラントは以前交換した時の残りの「男前モノタロウ」で、リザーバータンクを冷却水の交換を簡単にするために、タンク下からラジエター近くに移設して見えるようにしてありますので色は車体に合わせてです。





まずは最低外気温に合わせてクーラント3(400CC)に対して水7(1000CC)の比率で1.4リットルの冷却水を作ります。私のTZR250(1kt)はラジエターを3MAの物に換装していますが、冷却水の総量はノーマルラジエターとたいして変わらないのでこれだけ作っておけばお釣りがきます。 





そして、いよいよ冷却水の抜き出しです。ドレン口から出てくる心配していた冷却水の色は赤のままでした。冷却水の循環路が錆びていなくてよかったです。





交換用に購入したドレンボルトはソケットサイズが12oから10oに、ガスケットワッシャーは、銅製から鉄製に仕様変更になっていました。念のためドレンボルトは手で締めこんでからトルクレンチで締め付けましたが、特に問題はありませんでした。 





しかし、けっこうドレンボルトは腐食しています。クーラントには防錆剤が入っていますのでそう簡単には錆びは発生しませんが、防錆剤の効果がなくなり茶色の冷却水が出た時に錆によって腐食してしまったのでしょう。ネジ山つぶしたりとか甚大なトラブルにならなくてよかったです。皆さんも気を付けてください。





たんまりとラジエターに冷却水を入れた後にエンジンをかけて冷却水を行渡らせて、エンジン停止後に再びたんまりと冷却水を追加してラジエターキャップを締めて作業終了です。冷却水を多少入れすぎててもリザーバータンクに出てくるだけなので気にしません(案の定、その後の試運転で出てきていました) 





さて、すべての作業を終え交換後の冷却水の処分に入ります。クーラントの入っている冷却水は、そのまま下水に流してしまうことは厳禁で法律で罰せられます。 



巷ではその処理方法について@ガソリンスタンド等の廃棄処理できる施設に持ち込む。A固形化して燃えるゴミに出す。のいずれかの方法が有力のようですが、いろいろな固形剤や紙おむつ等を使ってAの方法で処分している方が多いのではないかと思います。



私がおすすめするのはAで「おが粉」に吸着させる方法です。「おが粉」は忘年会シーズンになると駅構内とかで大活躍しているアレです。私はエンジンオイルもこの方法で燃えるゴミに出しています。



「おが粉」は何も立派なものを購入する必要はありません。もとは木くずですから木材のカットサービスを行うホームセンターであれば「ゴミ」として出るため、時折その「ゴミ」を格安で販売していることがあります。 



私も車の後部座席にやっと押し込めるぐらいの大量の「ゴミ」をホームセンターで500円で買ってきて使用しています。



冷却水に固形化するくらいの「おが粉」を目分量で混ぜて燃えるゴミの袋に詰めて今回の作業は完了となりました。