
井戸用ポンプ圧力スイッチ修理
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2025年06月08日
庭木の剪定でヘロヘロになった6月1日の午後に、母親から井戸のポンプが動かなくなったとのお話が…
生活水は水道を使っているので大事にはならないものの、育てている花に水を与えることが面倒になってしまうため、母親にとってはそれなりに大事になるため、放置はできません。
我が家の井戸用ポンプはテラルタク製の深井戸用ポンプHP-355Fで、ポンプ本体は塩ビ管でそれなりの深度の地中の水脈に埋め込まれて設置されていて、それを制御する部分と給水設備が地上にある面倒な別体型です。
この分野は家内営繕部としては、無知だし手を出したくないな…。ポンプ取り付けた塩ビ管を延べ20m近く地中に埋めなくてはなりません… 勘弁してほしいなぁ… もし製品交換となれば業者さんにお願いして20万円超コースだなぁ… 痛いなぁ… 後ろ向きの考えしか浮かびかびません。
が、まずは、現状把握です。地上の制御部分には100V電源が来ていることを示す電源ランプが点灯しています。低電圧ランプは点灯していませんので電源に問題はなさそうです。しかし、ポンプの傍にある蛇口をひねっても運転ランプは点灯しません。
素人考えではありますが、地中のポンプ本体に異常があっても、まずはポンプが作動して運転ランプが点灯した後、低水位ランプが点灯したり、ポンプモーターの過負荷でサーマルプロテクタが作動したりしてポンプが停止するはずだと思うのですが、そこまで至りません。なんだこれ?
とりあえずネットで情報収集です。HP-355Fは10年以上の前の機種で廃番となっていて情報が中々収集できませんでしたので、HP-355Fにこだわらず、その後継機種の配線図を確認し、よくありそうな故障修理について調べてみたところ、運転状態に至らない故障の中では、圧力スイッチが一番怪しいかもと言う結論に達しました。
そこで、基盤上で圧力スイッチを短絡させたところ、ポンプの運転ランプが点灯して蛇口から勢いよく井戸水が出てきました。嬉しい結果ではありますが、まったくの無防備だったので水圧で暴れたホースのおかげで右上半身がずぶ濡れになりました(-_-;)
こりゃ犯人はほぼ確定です。さっそく圧力スイッチMY-7型を取り外してカバーを開けて内部の確認です。
圧力スイッチの構造はネットで良く出てくる接点式の物ではなく、ドーナッツ状の磁石のようなものが水圧の変化によってダイアフラムを介して上下し、それによって導通したり遮断されたりするもので(無接点スイッチと言っていいのでしょうか?)、耐久性に優れたものだと思います。尚且つ埃の進入もなく新品同様にとてもきれいでした。
なので、接点が緑青ふいて導通がなくなるということとは無縁のようですが、にゃんと配線が樹脂で埋められている部分に蟻さんが巣を作っていました。暖かくていいのかなぁ…。
さらに分解していくとドーナッツ状の磁石のようなものが上下する部分に蟻さんの仕業と思われる多量のごみが出てきました@@; これが原因か?と思いながら清掃してダイアフラム他にシリコンオイルを塗布して組み立てて導通をチェック(=水圧0状態)したところ、しっかりと導通がありました。
あら@@; これで、ポンプ直っちゃうかな…と期待しながら圧力スイッチを組み付けて試運転したところ、ポンプはバッチリ運転しました。以後問題なくポンプは動いています。
ポンプ交換費用20万円浮いたな(∩_∩ ) なら、作業工賃¥0でもいいか(^_^;)
ろくな画像がなくて申し訳ありません○┓ペコッ