| クレスタ ガスチャージ |
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関東もついに梅雨明けで暑い日が続き始めた7月20日、それまでちょっと怪しいかなぁと思っていたクレスタのエアコンの効きの悪さが顕著になりました。走っていれば何となく冷えるかなぁという感じですが、渋滞にはまると車内が蒸し風呂です。
そこでネットでガスチャージキットを近場で行ってないか調べたら10分もかからないところで売っていそうです。ということで、自分でやってしまう事にします。
この音は2年以上前から気になっていました。しっかりとクーラーが効いてて低圧チャージバルブ近辺が冷えていて、バルブコアとキャップの間の空気も冷やされて体積が小さくなる(大気圧より低圧)ことにより生じる大気圧との差から、外気が流入する時に音がすることもあるでしょうが、ろくに冷えていないクーラーでは、そんな温度差が出来るわけでもなく外気が流入する音は出ないだろうなぁと思います。
R134aのサービス缶の中は、上部に気化した冷媒が存在し、下部に液体の冷媒が存在します。そしてR134aのサービス缶から回路に補充するのは穴を開けた缶の上部です。缶を正立した状態で補充すれば気化した冷媒が回路に送られますが、この缶を逆さにしたら補充される冷媒は、缶の下部の液体状態の冷媒です。気体が存在すべきところに液体を送り込んで圧縮したら機械に負担がかかりますよね。壊れます。これは低圧側からチャージする時の鉄則ですのでご注意ください。
この状態からエンジンをかけてクーラー用コンプレッサーを運転させることにより、高圧、低圧の圧力差がうまれR134aのサービス缶よりガスが回路内に吸引されていきます。ただ、エンジンの回転数が1000回転前後のアイドリング状態ではなかなかゲージの目盛りは下がってくれないため、ガスは規定以上入ってしまっているのか?と疑ってしまうかもしれませんがそんなことはありません。ネットで検索しても、アイドリング回転域ではなく、2000回転前後での圧力数値をチェックするよう掲載されているケースが大半です。
そして運転席へ戻り再びアクセルを踏んで2000回転前後までエンジンを回します。それを繰り返していると最初0.15Mpaあたりまで下がっていた目盛りの下がり具合が鈍くなり、下限が上昇していきます。