第十六回穂愛留コンサート
「石原慎太郎ピアノリサイタル」
2020年2月16日(日曜日)
赤穂市文化会館 ハーモニーホール・リハーサル室にて
雨の中、開場を待つ人で一杯でした。会が始まり、末井副代表の挨拶に続き、和田晶先生が
登壇。教え子の「演奏者 石原凜太郎氏」の紹介があり、石原氏から「穂愛留の方々や先生、
家族、その他励まして頂いた皆様に、感謝の思いを込めて演奏させて頂きます。」と
挨拶が有りました。
演奏が始まり、祈りの音楽と慈愛、叶わない愛への憧れ、愛の喜びと悲しみ、それぞれの
作曲家が描いたロマンチシズムの世界へ誘います。プログラムは、前半は、バッハの「神の
時こそいと良き時」、リストの「愛の夢」、ショパンの「エチュード」と「スケルツォ第二番」。
後半は、モーツアルトの「キラキラ星変奏曲」、ショパンの「バラード第一番」、シューマンの
「色とりどりの小品より ソナタ第二番 秋に」でした。
紺の演奏服が清清しく、演奏は力いっぱい取り組んでこられた結果の音色が最後部席まで
余すところなく広がり、若い力と素直さと意欲が会場に響き渡り、熱気がムンムンと伝わって
きました。100名を超える観客も、夢の世界を漂った事でした。
前の席の方からは、「全曲アンプだった」と感激の声も。96歳でご参加の方が、「春立つや、
コンサート愛す 誕生日」と、ご自身の誕生日に参加された感激を句に託されていました。
白い指が千本に見え、鍵盤の上を流れる様に指が動き、音色と共に美しさが感じられました。
最後のプログラムが済んで、演奏者に穂愛留から花束が贈られ、アンコール曲が終わると、
またアンコールの声が上がり、演奏会は盛り上がりました。
牟禮代表、末井さん、北原さん、そして和田晶先生、本当にどうも有難うございました。
お疲れ様でした。
杉岡 共榮
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コンサートの様子 | 和田晶先生と石原倫太郎氏のツウショット |