赤穂定住 Q&A (その2) 
  今回は、寄せられたメールで多かった質問を取り上げました。答には、市役所の
   協力を得て調べた結果も含めてあります。
Q1. 医療のことが気になるのですが、市の状況は如何ですか。
   医療面につきましては、地域中核病院としての機能と快適性を備えた市立の
赤穂市民病院と、民間の赤穂中央病院の2つの総合病院のほか、病院が3、
診療所が41、歯科医院が21あり、人口千人あたりの病床数も県下の水準を
大きく上回っています。さらに、赤穂市民病院は、日本医療機能評価機構
の評価に基づくランキングで、良い病院全国第8位にランクされており
(日経メディカル 2004年5月号)、「がん診療連携拠点病院」にも指定
されています。多くの市民は、赤穂の一番良いところは、医療環境が大変
充実していて安心できる点だと言っており、穂愛留のメンバーもそれを
実感しています。

Q2. 市の介護施設や介護保険の現状はどうですか。
   介護に関しましても、少なくとも他の都市に比べてひけをとるところは無い
と考えています。例えば、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護養老型
医療施設などが市内にそれぞれ数箇所ずつ整備されていますし、市内には、
社会福祉と看護を担う人材を育成する関西福祉大学もあります。介護保険等
に関しましては、簡単にお答えすることが難しいので、「わたしたちの介護保険」
という市の印刷物をお送りしたいと存じます。ご希望の方はお申し出下さい。

Q3. 病院・ケアマネージャー・介護施設のチームワークはうまく行っていますか。
   市内の介護保険施設におきましては、4ヵ所ある特別養護老人ホームでは
協力病院として市内外の医療機関と連携しており、また2ヵ所ある介護老人
保健施設ではそれぞれ赤穂市民病院と赤穂中央病院が経営母体となっています。
在宅サービスの利用にあたっては、各事業所のケアマネージャーが、利用者に
応じたケアマネジメントを行い、主治医等との連携に十分配慮しています。

Q4. 市の財政はかなり厳しいのではありませんか。
   財政状況については、全国の自治体と同様に赤穂市も大変厳しい状況にあり、
集中改革プランなど行財政改革に取り組んでいるところです。特に、上郡町との
合併を断念したことから、さらに徹底した行革に取り組んで行かなければならない
状況にあり、市会議員数を減らすなどさまざまな案が検討されています。市の
財政状況 について詳しいことは、毎年11月に「広報あこう財政特集号」が
発行されており、内容は 赤穂市のホームページでも見ることができますので、
そちらを参考になさって下さい。
   財政状況が厳しい一方で、これまで都市整備に投資してきた分、赤穂市は5万人
都市にしては、病院、図書館、文化会館(音楽ホール)、体育館などの公共施設
や道路、公園等はとても充実しており、住み良さランキングや優良都市ランキング
では、赤穂市 は近畿や県下でも上位にランクされています。実際に、穂愛留の
メンバーは、赤穂は都市整備が非常に進んでおり、生活しやすい環境が整って
いると感じています。

Q5. 街に活力はありますか。
   見方によるでしょうが、忠臣蔵に関係するもの以外にも極めて多くのイベントが
街で行われており、赤穂国際音楽祭のように新しい事業にも積極的に乗り出して
います。市でも「みんなのまちづくり推進事業」(赤穂市のホームページ参照)
として街の活性化に向けてさまざまな取り組みを行っています。ただ、
穂愛留のメンバーは、未だ観光資源などの有効活用を図る余地は大いにあり、
さらに文化力を高めること によってより活性化が進むと考え、いろいろな提案を
行いつつあるところです。

Q6. 地震や台風、津波の心配はどうですか。
   これまでのところ赤穂では地震被害が少ないことは確かです。台風被害
については、確かに直近では平成16年の台風21号により、市内北部で家屋
の全壊9戸・半壊168戸・床上浸水63戸などの被害を受けました。しかし、
それ以前の大きな被害といえば、昭和51年の台風17号まで遡ります。
このような実績からみても、赤穂市は台風による被害は比較的受けにくい
ものと考えています。
  津波につきましては、中央防災会議の「東南海、南海地震等に関する専門
調査会」によると、赤穂市域の海岸の津波の高さは最大でも2メートルと予測
されていますが、3メートルの堤防が整備されていますので心配はないと言えると
思います。

Q7. 高齢者の割合はかなり高いのでしょうか。
   高齢者(65歳以上)の割合は、平成19年3月31日現在、市全体では23.02%
(11,957人/51,933人)ですが、塩田跡地に作られた新しい町が大きな割合
を占める御崎地区では17.4%(915人/5263人)というように地区によって
ばらつきがあります。ただ、高齢者の割合が毎年増加傾向にあることは確かです。
 
Q8. 高齢者が移住した場合、赤穂でどんな楽しみがありますか。また、ボランティア
  活動のグループなどはありますか。ちょっとした仕事をすることも
できますか。
   最初の質問に関しては、あまりにたくさんありますし、人によって楽しみや
趣味は異なりますから、何を挙げてよいか迷います。まずは釣りや潮干狩り、
千種川でのシジミ取りなどから、歴史を残す町歩き、すばらしい景色を見ながら
(*)、ウォーキングなどがお薦めです。自宅の庭あるいは農園を借りて作物
づくりをするとか、ゴルフ場や温泉がありますから、それらを楽しむことも
できます。赤穂は音楽好きが多く、 合唱(*)などのほか、カラオケも盛んで、
市内にカラオケ喫茶店が散在し、活況を呈しているようです。また赤穂は
忠臣蔵の街として赤穂義士への関心が高く、歴史に関する同好会が何組かあり、
郷土史研究会などの個人レベルの勉強会もありますから、これに加わって
同好の士と交流されるのもいいでしょう。
   ボランティア活動のグループもいろいろあり、それに参加することもできますし、
穂愛留メンバーの中には、初めて商売をやってみた人もいます (*)。なお、
図書館、体育館、文化会館なども大変整っており、いろいろなイベントやクラス
(各種チラシで知ることができます) がありますのでそれに参加するのも
お薦めです。
   しかし、なんと言っても初めは知り合いが少ない場合が多いので、市内に11
ある高齢者大学に入学してそこでのクラブ活動に参加されるのが良いのでは
ないでしょうか(*)。そこで友達ができれば、いろいろ尋ねることができます。
グループ「穂愛留」では、新たに定住された方々の仲間作りのお手伝いを
致しますし、新規定住者が「穂愛留」に参加して下さることも歓迎します。
   何か仕事をお望みなら、赤穂市外郭団体のシルバー人材センターがありますし、
高齢者対象のパートの求人広告も新聞折り込みなどでよく見かけます。 なお、
市のホームページの「住むのにちょうどいいまち赤穂」のところにある「生きがい・
仲間づくり」「イベント情報」という項目を開いていただきますと、各種の講座、
サークル活動、ボランティアグループ、催し物などが紹介されていますので、
参考になさって下さい。
(2008年3月28日)
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