赤穂情報物産館に暖簾を寄贈

――草木染の暖簾作成の企画から贈呈まで ――  

                            牟禮宗弘

 或る会員からの「情報物産館にお客さんが入っているのだろうか?」の一言から話は始まった。
確かに、入口が暗いし引っ込んでもいる、観光案内や土産物売り場としてはお客様に馴染がない、
などが伺える。「何とか人目に付いて、気軽に入れる場所にならないか?」、「 観光情報を発信
する為の仕組みを作る必要がある」、「土産物として魅力ある個性を持った売り場にしなければ」、
「店頭を解りやすい表現で、お客を誘う何かが必要」等々、いろいろな意見が出された。そこで、
穂愛留で何かお手伝いができないか、考えてみようということになった。
 穂愛留では、過去に「四季苑」や「ベンチ」を赤穂市に寄贈する社会貢献を行ってきた。
その一環で、課題解決をという訳だ。その結果、人目について店頭を解りやすくする為の
「暖簾の作成」をしたらと云う意見が出された。
 丁度、会員の中には染色技術保持者の小田中久良子氏が居られ、以前、商店会に暖簾の提案
をしたが、実現には至らなかったと話して居られた。そこで、赤穂市観光課に相談すると、
委託先として観光協会を紹介され、そこで賛同を得ることができた。
 そこで早速、情報物産館の課題解決に向け、役割担当を2分し、実施することが決まった。
すなわち、観光客誘導促進を目的とする明るいイメージの「暖簾作成」は穂愛留が担当。情報
発信と売り場の活性化は観光協会が担うことで話はまとまり、暖簾の製作は穂愛留、材料代は
観光協会の提供で開始された。
 穂愛留では製作チームを編成し、小田中さんを中心に希望者を募った。すると18名と女子会員
殆ど全員の参加者を得ることができた。暖簾の企画・作業と役割・作業担当計画を進め、計画では
概要・デザイン決定・型紙作業・裁断貼り付け・染色作業・仕立て作業・現地取り付けと行程を
進め、暖簾は完成した。

  “ようおこし 赤穂へ” お土産とご案内
 平成29年3月24日の「暖簾お披露目会」では、赤穂市観光協会からの感謝の言葉と赤穂市
からの祝辞を頂き、実現までの経過報告の後、観光協会安田事務局長より「これからの赤穂観光」
と題した講演があった。地域メディアの取材もあり、お披露目会は大いに盛り上がった。

                 お披露目会で暖簾完成を祝う穂愛留メンバー

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