第ニ回ホームコンサートを開催

北原敏夫

 2008年10月18日(土)午後2時より、第一回(*)と同じ櫛田代表宅の居間を会場として、
二回目の穂愛留主催ホームコンサートを開いた。今回は、牧師でありフルート奏者でもある
「木下春樹さん」をお迎えして35人のお客様が妙なるフルートの音色と巧みな話術を楽しみ、
ご満足頂いて、第二回ホームコンサートも成功裏に終えることができた。

●木下さんのフルート演奏と決まるまで
 前回のコンサートの際に取ったアンケートで最も希望が多かったフルート演奏に的を絞り、
7月半ばに姫路にフルートコンサートを聴きに行き、私たちのイメージ作りの参考にした。
その後、第一回の時に独唱をお願いした小川真澄さんにフルート奏者の紹介をお願いし、
「木下さん」が候補として浮かび上がった。そこで網干の木下さんの活動場所を訪ね、
その場で演奏を聴かせていただき、私たちの意向もお伝えし意見交換をした上で、
その場で演奏を依頼をしたところ快諾いただいて、日取りもほぼ固まった。

●会場での音合わせ
 伴奏ピアニストは、やはり小川さんにお願いして今春音大専攻科を卒業した山崎倖さん
と決まった。木下さんには、網干から何と4回も会場まで足を運んで頂き、毎回数時間
を掛けて音合わせをして下さって、全く頭の下がる思いだった。

●コンサート開催のご案内と来場希望の状況
 チラシが出来上がって、8月25日からご案内を開始。対象を第九合唱団メンバーにも
拡げたところ、僅か10日間で25人のお申し出があり、9月10日には予定の30人に達した。
その後も申し込みが絶えなかったので、会場の椅子の並べ方を工夫して35人まで
申し込みをお受けすることにした。(反省:やってみて、やはりちょっと窮屈で、
30人前後がベターとわかった)

●準備と当日の運営
 第一回の反省を生かして、履物の扱い、記帳やティータイム時の運営など、世話役を
増やして前回より上手くやるように努めた。
<演奏会>
1.エルガーの「朝の挨拶」から演奏が始まった  びょうびょうとした音がサロンの隅々
まで響き渡り、木下さんの息遣いが合間合間に聞こえてくる  続いて「タイスの瞑想曲」
「白鳥」「精霊の踊り」と、次々うっとりするメロディが流れ、その都度惜しみない拍手が
おくられた。ピアノを電子キーボードに換え、チェンバロの音色で伴奏をつけてバッハの
「シシリアーノ」を演奏したり、フルートをリコーダーに換えて数曲を聴かせたり、曲の
合間には軽妙洒脱なトークをと飽きさせない。
 円熟した演奏技術で休む間もなく演奏が進み、プーランクの「フルート・ソナタ」で
コンサートは締めくくられた。
 目前で奏でられる音の調べに身体全体がどっぷり浸かったような幸せな1時間だった。

2.ここでティータイムに入ろうとしたところ、演奏者の木下さんから『私たちの休憩
タイムはいらない 今日ここに集まられたのも何かのご縁だから皆さんお名前と一言を
順に話してくれませんか』とサプライズ提案が出され、お申し出通りに場を進めることに
した。皆さんが自己紹介をされている間に「穂愛留メンバー」はコーヒー・紅茶・お菓子
の接待に大忙しとなった。

3.程なく、木下さんのお弟子さん2人が登場し、木下さんとともに言わば第2幕の演奏が
始まった。<フルート二重奏>、<CDの音楽をバックにジャズ演奏>、そしてライブハウス
でしか聴けない<ラグタイムピアノ演奏>など、盛り沢山のプレゼントに会場は再び盛り
上がった。おまけに、演奏後、フルートを学ぶ高校生やアマチュアフルート奏者2、3人に
乞われて、木下さんは嫌がることなく手ほどきに応じて下さった。アットホームでやや異色の
ホームコンサートになり、名残り尽きない雰囲気だったが、時刻も4時半となったので
終了とした。

●コンサートを終えて
 前回と同様にアンケートで演奏会の感想をお聞きしたところ、会場のしつらえも含め、
第一回にひけを取らない良い評価を頂き、皆さん大いに楽しんで頂いた様子に、主催者一同
とても喜んだ。「このコンサートをこれからもずっと続けて欲しい」、「楽しみにしている」
などのお声が何人もの方から寄せられたので、ご希望の多かった器楽(チェロ、ヴァイオリン、
・・・)や声楽(四重唱、独唱、・・・)の中から選んで、第3回を来春にでも実現したいと
念じている。

         第二回ホームコンサートの様子             ティータイムにおける二重奏
(2008年11月8日)

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